メトリック エクスプローラーを使用して詳細なホスト メトリックを表示する
VM へのトラフィック フローによって、VM の CPU 機能がどのような影響を受けるかを調査する必要があります。 VM の組み込みメトリック グラフに必要なデータがまだ表示されていない場合は、メトリック エクスプローラーを使用して、カスタマイズされたメトリック グラフを作成できます。 このユニットでは、VM の最大 CPU 使用率と平均受信フロー データを一緒に表示するグラフをプロットします。
Azure Monitor メトリック エクスプローラーには、VM メトリックを探索および分析するための UI が用意されています。 メトリック エクスプローラーを使用すると、組み込みのグラフに表示されるメトリックに加えて、多くの VM ホスト メトリックのカスタム グラフを表示および作成できます。
メトリック エクスプローラーを理解する
メトリックス エクスプローラーを開くには、次の手順を実行します。
- VM の左側のナビゲーション メニューから [監視] の下にある [メトリック] を選択します。
- VM の [概要] ページの [監視] タブで、[プラットフォーム メトリック] の横にある [すべてのメトリックを表示] リンクを選択します。
- Azure Monitor の [概要] ページの左側のナビゲーション メニューから [メトリック] を選択します。
メトリック エクスプローラーでは、ドロップダウン フィールドから次の値を選択できます。
- スコープ:VM からメトリック エクスプローラーを開くと、このフィールドに VM 名が事前に入力されます。 同じリソースの種類 (VM) と場所を持つ項目をさらに追加できます。
- メトリック名前空間:ほとんどのリソースの種類には名前空間が 1 つだけありますが、一部の種類では名前空間を選択する必要があります。 たとえば、ストレージ アカウントには、ファイル、テーブル、BLOB、キュー用に個別の名前空間があります。
- メトリック:各メトリック名前空間には、選択可能なメトリックが多数あります。
- 集計:メトリックス エクスプローラーでは、メトリックごとに既定の集計が適用されます。 別の集計を使用して、メトリックに関するさまざまな情報を取得できます。
メトリックには、次の集計関数を適用できます。
- Count:データ ポイントの数をカウントします。
- Average (Avg):値の算術平均を計算します。
- Maximum (Max):最大値を識別します。
- Minimum (Min):最小値を識別します。
- Sum:すべての値を加算します。
グラフには、過去 30 分から過去 30 日間までの柔軟な時間の範囲 (カスタム範囲) を選択できます。 時間間隔の細分性は、1 分から 1 か月まで指定できます。
メトリック グラフを作成する
過去 30 分間のホスト VM の最大 CPU 使用率と受信フローを一緒に示すメトリック エクスプローラー グラフを作成するには、次の手順を実行します。
VM の [監視] タブで [すべてのメトリックを表示] を選択するか、VM の左側のナビゲーション メニューから [メトリック] を選択して、メトリック エクスプローラーを開きます。
ホスト VM の [スコープ] と [メトリック名前空間] は既に設定されています。 [メトリック] ドロップダウン リストから [CPU 使用率] を選択します。
[集計] には Avg が自動的に設定されますが、それを Max に変更します。
左上にある [メトリックの追加] を選択します。
[メトリック] で、[受信フロー] を選択します。 [集計] は Avg のままにします。
右上で、[ローカル時刻:過去 24 時間 (自動 - 15 分)] を選び、[過去 30 分] に変更して、[適用] を選びます。
実際のグラフは次のスクリーンショットのようになります。