ハイブリッド特典を管理して Azure VM のライセンス コストを削減する
Azure ハイブリッド特典 (AHB) は、Windows Server を実行する Azure VM のライセンス コストを削減するのに役立ちます。 特典があっても、積極的に利用していない場合は、十分に活用してコストを節約する必要があります。 プログラムの詳細については、「Azure ハイブリッド特典」を参照してください。
既に特典を利用している場合は、Windows Server AHB Usage (Windows Server AHB 使用状況) レポートを使用して、向け AHB が有効になっているサーバーを特定します。 特典を利用していない場合は、利用できる場所がレポートで示されます。 どちらの場合も、レポートを使用すると、コストの削減に役立つ推奨事項が示され、特典を最大限に活用できます。 特典はもともと複雑なので、このレポートを使用することにより、誤って限度を超えることなく、Windows Server のライセンス特典を確実に利用できます。
Microsoft Cost Management Power BI アプリで、[Windows Server AHB Usage] (Windows Server AHB 使用状況) ページに移動します。
レポートには、Azure ハイブリッド特典が有効になっていた仮想マシンの数が経時的に表示されます。 また、仮想マシンによって現在使用されているコアや vCPU の数も示されます。
このレポートでは、現在ハイブリッド特典が有効でありながら vCPU の数が 8 個未満である Windows VM も識別されます。 これらは、[AHB enabled SKUs with less than 8 vCPU (last day)](AHB が有効で vCPU が 8 個未満の SKU (過去 1 日)) に表示されます。 つまり、この部分に表示されている VM では特典が完全には利用されていません。
使用する vCPU の数を意図的に 8 個未満にするような状況が発生している可能性があります。 ただし、この領域内の VM のライセンスは、[SKUs with 8+ vCPUs where AHB not enabled (last day)](AHB が有効ではなく vCPU が 8 個以上の SKU (過去 1 日)) に表示されている VM で置き換えるのに適した候補です。 これは、AHB が有効になっていない VM は、小さいものより大きいものの方がはるかにコストがかかるためです。 つまり、この部分に表示されている VM では、"特典がまったく利用されていません"。 削減の可能性を最大限に高めるには、この領域に表示されるもののような、最もコストの高い仮想マシンに特典を適用します。
