変数のデータ型
フローで作成した変数は、Power Automate デスクトップにより、その内容に基づいて特定の型に変換されます。
このようなデータ型の中には、たとえば数字など、アプリケーション全体で広く使用されているものや、FTP 接続など、明示的なアクションやアクションのグループを必要とするものがあります。
このプラットフォームは、40 種類の異なるデータ型をサポートしており、コンテンツを変更するだけで、各データ型の間で変数を変換できます。
注
各データ型の詳細については、それぞれのドキュメントの記事を参照してください。
たとえば、クリップボード テキストを取得アクションを展開すると、クリップボードの現在の内容を取得できます。 既定では、このアクションにより、取得したテキストが ClipboardText という名前のテキスト変数に格納されます。
このフローを実行しているときに、クリップボードに含まれるのは数値のみであると仮定して、これらの数値を使用して計算を実行するとします。
計算を行うには、テキストを数値に変換アクションを使用して、取得したテキストを数値に変換する必要があります。 生成された変数の既定の名前をそのまま使用することも、存在する変数、ClipboardText を使用することもできます。
生成された変数に ClipboardText という名前を付けると、プラットフォームでは既存の変数を数値変数に変換し、作成された数値をそこに格納します。
変数の変換と再利用は、変数の数を減らすのに便利な方法ですが、上書きするコンテンツを追跡する必要があります。 フローの開発初心者の場合は、予期しないエラーを避けるために、結果ごとに異なる変数を使用してください。
データ型のプロパティ
一部の組み込みデータ型には、変数に格納される値に関連付けられるプロパティがあります。
プロパティを使用すると、追加のアクションや複雑な変換を行わずに、変数に関する情報にアクセスできます。
この情報は、変数の内容を記述したり、複数コンポーネントのコンテンツの一部として使用したりすることができます。 たとえば、日付の日の部分やファイルの一覧のサイズを取得することができます。
プロパティの値にアクセスするには、次のような表記を使用できます: %VariableName.PropertyName%。
たとえば、Files という名前のファイルの一覧がフローに含まれている場合、次の式を使用して、保存されているファイルの数を取得できます: %Files.Count%。
注
使用可能なプロパティの詳細については、それぞれのドキュメントの記事を参照してください。