データベース バックアップを確認する
Azure 仮想マシン ベースの DBMS のバックアップは、通常、DBMS 固有の方法を使用して実行されます。 データベースをバックアップする場合、任意の時点に簡単に復元できるようにする必要があります。
この機能を実現するには、次の 2 種類のバックアップを実行する必要があります。
- データベースの完全バックアップと差分バックアップ
- トランザクション ログのバックアップ
データベース レベルで実行されるデータベースの完全バックアップに加え、ストレージ スナップショットを使用したバックアップも実行できます。 一般に、ストレージ スナップショットはトランザクション ログ バックアップに代わるものではありません (ただし、SQL Server 2016 以降では、スナップショットベースのポイントインタイム リストアを使用できます)。 データベースを特定の時点に復元したり、既にコミットされたトランザクションのログを削除したりするために、トランザクション ログ バックアップが重要であることに変わりはありません。 ストレージ スナップショットでは、データベースのロールフォワード イメージが速やかに提供されるので、復旧を迅速化できます。
ファイルスナップショット バックアップは、SAP サポート パックの適用などの SAP 管理タスクに役立ちます。 通常、バックアップと復元の時間は秒単位で測定されます。 ベスト プラクティスとして、サポート パックやアップグレードを適用したり、アーカイブなどの他の主要なデータ操作を実行したりする前に、SAP アプリケーションをバックアップします。