'if' ステートメントを記述する
Python で条件付きロジックを表すには、if
ステートメントを使用します。 if
ステートメントを記述するときは、このモジュールで扱う別の概念である算術演算子を利用します。 Python では、数学由来の一般的な論理演算子として、等値、非等値、小なり、以下、大なり、以上がサポートされています。 これらの演算子は、記号を使って表示されているのをよく見ると思いますが、Python でも同様に表現されます。
- 等しい:
a == b
- 等しくない:
a != b
- より小さい:
a < b
- 以下:
a <= b
- より大きい:
a > b
- 以上:
a >= b
テスト式
特定の条件が満たされた場合にのみコードを実行するには、if
ステートメントを使用する必要があります。 if
ステートメントを記述するときに最初に行うことは、"テスト式" を使用して条件をチェックすることです。 次に、ステートメントが True
と False
のどちらに評価されるかを判定します。 True
の場合は、次のインデントされたコード ブロックが実行されます。
a = 97
b = 55
# test expression
if a < b:
# statement to be run
print(b)
この例では、a < b
がテスト式です。 このプログラムでは、テスト式を評価し、テスト式が True
の場合にのみ、if
ステートメント内のコードを実行します。 この式を評価すると、それが False
であることがわかっているので、if
ステートメント内に記述したコードは実行されません。
Note
Python では、None
と 0
も False
として解釈されます。
if
ステートメントを記述する
特定の条件が満たされた場合にのみコードを実行する場合は、if
ステートメントを使用します。 if
ステートメントの構文は常に次のようになります。
if test_expression:
# statement(s) to be run
次に例を示します。
a = 93
b = 27
if a >= b:
print(a)
出力: 93
Python では、if
ステートメントの本体をインデントする必要があります。 テスト式の後に続くインデントされていないコードは、常に実行されます。
a = 24
b = 44
if a <= 0:
print(a)
print(b)
出力: 44
この例では、テスト式が False
であり、print(b)
ステートメントがインデントされずに if
ステートメントと同じレベルにあるため、出力は 44
です。