演習 - Azure Container Instances を実行する - Training

5 分

Azure でコンテナーを作成し、完全修飾ドメイン名 (FQDN) を使ってインターネットにそれを公開します。

重要

この演習を行うには、独自の Azure サブスクリプションが必要です。また、料金が発生することがあります。 Azure サブスクリプションをお持ちでない場合は、開始する前に無料アカウントを作成してください。

Azure Container Instances を使用する理由

Azure Container Instances は、シンプルなアプリケーション、タスク自動化、ビルドジョブなど、分離されたコンテナーで操作できるシナリオに便利です。次のような利点があります。

高速起動: 数秒でコンテナーを起動します。
秒単位の課金: コンテナーが実行されている間だけコストが発生します。
ハイパーバイザーレベルのセキュリティ: アプリケーションを VM 内にあるのと同様に完全に分離します。
カスタムサイズ: CPU コアとメモリの正確な値を指定します。
永続的なストレージ: Azure Files 共有をコンテナーに直接マウントして、状態を取得して保持します。
Linux と Windows: 同じ API を使用して、Windows と Linux の両方のコンテナーでスケジュールを設定します。

複数のコンテナー間でのサービスの検出、自動スケーリング、調整されたアプリケーションアップグレードなど、完全なコンテナーオーケストレーションが必要なシナリオには、Azure Kubernetes Service (AKS) をお勧めします。

コンテナーを作成する

自分の Azure サブスクリプションを使用して、Azure portal にサインインします。
Cloud Shell アイコンを選択して、Azure portal から Azure Cloud Shell を開きます。インタラクティブな Cloud Shell 環境として、必ず Bash を選択します。
learn-deploy-aci-rg という名前で新しいリソースグループを作成します。これにより、モジュールでの作業が終了したときにこれらのリソースをより簡単にクリーンアップできます。別のリソースグループ名を選択した場合は、このモジュールの残りの演習で使用するため、忘れないでください。リソースグループを作成するリージョン (米国東部など) も選択する必要があります。
```
az group create --name learn-deploy-aci-rg --location eastus
```
az container create コマンドに名前、Docker イメージ、Azure リソースグループを指定して、コンテナーを作成します。必要に応じて、DNS 名ラベルを指定してコンテナーをインターネットに公開できます。この例では、小さな Web アプリをホストするコンテナーをデプロイします。イメージを配置する場所を選ぶこともできます。ここでは米国東部リージョンを使いますが、自分に近い場所に変更できます。
コンテナーをインターネットに公開するには、DNS 名を指定します。 DNS 名は一意である必要があります。学習目的のために、Cloud Shell からこのコマンドを実行し、一意の名前を保持する Bash 変数を作成します。
```
DNS_NAME_LABEL=aci-demo-$RANDOM
```
次の az container create コマンドを実行して、コンテナーインスタンスを開始します。
```
az container create \
  --resource-group learn-deploy-aci-rg \
  --name mycontainer \
  --image mcr.microsoft.com/azuredocs/aci-helloworld \
  --ports 80 \
  --dns-name-label $DNS_NAME_LABEL \
  --location eastus
```
$DNS_NAME_LABEL には DNS 名を指定します。イメージ名の azuredocs/aci-helloworld は、基本的な Node.js Web アプリケーションを実行する Microsoft Container Registry でホストされているコンテナーイメージを示します。
az container create コマンドが完了したら、az container show を実行してその状態を確認します。
```
az container show \
  --resource-group learn-deploy-aci-rg \
  --name mycontainer \
  --query "{FQDN:ipAddress.fqdn,ProvisioningState:provisioningState}" \
  --output table
```
コンテナーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) とそのプロビジョニング状態が表示されます。次に例を示します。
```
FQDN                                    ProvisioningState
--------------------------------------  -------------------
aci-demo-0000.eastus.azurecontainer.io  Succeeded
```
コンテナーが作成中状態の場合は、しばらく待ってから、成功状態が表示されるまでコマンドを再実行します。
ブラウザーからご利用のコンテナーの FQDN に移動して、動作していることを確認します。 aci-demo... の文字列の前に、http:// のプレフィックスを必ず入力します。このウェルカムページが表示されるはずです。

まとめ

ここでは、Web サーバーとアプリケーションを実行する Azure コンテナーインスタンスを作成しました。また、このアプリケーションには、コンテナーインスタンスの FQDN を使用してアクセスしました。

続行

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