アプリケーションの概要
コーディングを開始する前に、このアプリケーションに実装する予定のすべての部分について少し時間をかけて考えてください。 これは、to-do 項目を管理するためのコマンドライン ジャーナル アプリです。 凝ったインターフェイスのことを心配する必要はありません。 ただし、ユーザーがコマンドラインに発行するアクションを解釈できるように、コマンドライン引数を処理し、解析する必要があります。
プログラム インターフェイスによって、次の 3 つのアクションを処理します。
- to-do リストに新しいタスクを追加する。
- そのリストから完了したタスクを削除する。
- リスト内の現在のすべてのタスクを出力する。
プログラムにより、to-do 項目はある種のストレージに格納されます。 この種のデータを格納するには、テキスト ファイルで十分です。そうすれば、JSON などのファイル形式にこだわって情報をエンコードすることができます。 データをストレージに保存し、ストレージから取得する必要があります。
アプリケーションのユース ケースを指定したので、次は各アクションを独自のモジュールに割り当てることができます。 コマンドライン解析とタスクの永続化のためのモジュールを用意し、main.rs
モジュールを使用してそれらをリンクし、考えられるすべてのエラーを処理するという処理が考えられます。
to-do タスクを操作するため、各 to-do 項目を追跡する Task
構造体も必要です。
とはいえ、まずは最初のプロジェクト テンプレートの作成です。 ローカル開発環境のターミナルで、cargo new
コマンドを使用して新しい Cargo プロジェクトを作成します。 プロジェクト rusty-journal
を呼び出します。
$ cargo new rusty-journal
Created binary (application) `rusty-journal` package
次のユニットでは、新しいモジュール、型、および関数をプログラムに追加します。