Search 関数

完了

Filter 関数は、通常は固定された正確なクエリを作成するのに優れています。 ただし、特に文字列の列に対して、より適応性の高いアプローチが必要な場合は、Search 関数が役立ちます。

ユーザーが文字列を入力できる検索入力ボックスがアプリにあるところを想像してください。 ギャラリー内で Search 関数を使用すると、動的クエリが可能になります。 列内の任意の場所に指定された文字列を含む行が取得され、より柔軟性の高い多用途な検索機能がユーザーに提供されます。

たとえば、アドレス列で部分文字列一致を行うような場合です。 列が Address という名前のテキスト列で、アプリに SearchInput という名前のテキスト入力コントロールがある場合、ギャラリーの Items プロパティで次の式を使用できます。

Search(YourDataSource, SearchInput.Text, "Address")

この式からは、テキスト入力コントロール SearchInput に入力された値が Address 行に含まれるすべてのレコードが返されます。 もう 1 つの便利な動作は SearchInput が空の場合、つまりユーザーがデータを入力しない場合に、YourDataSource からすべての行が返されることです。 これにより、Search 関数は強力で使いやすくなっています。

Search 関数は、複数の列を検索する場合にも使用できます。 前の例をテキスト列 City も検索できるようにするには、式を次のように更新します。

Search(YourDataSource, SearchInput.Text, "Address", "City")

コンマで区切ってテキスト列を追加することで、2 番目の列を検索できるようになります。 必要なだけいくつでもテキスト列を追加できます。