Synapse Studio のリンク サービスを探す

完了

Azure Synapse Studio のリンク サービスは、他の Microsoft サービスのデータ コネクタと同様に機能します。 [管理] ハブを使用して、データ ソースまたはアプリケーションに接続するリンク サービスを見つけます。

SAP システムへのリンク

Synapse には、SAP 用の 6 つのリンクサービスと、統合のため SAP によって広く使用されている OData のリンク サービスを含め、90 を超えるリンク サービスが含まれています。 独自のリンク サービスをカスタマイズまたはビルドすることもできます。

S A P で利用可能なリンク サービスを含む Azure Synapse Studio 画面のスクリーンショット。

Synapse Studio UI で SAP 固有のリンク サービスを見つけるには、[管理]、[リンク サービス] の順に選択し、[新しいリンク サービス] パネルで [+ 新規] と [SAP を検索] を選択します。 OData のリンク サービスを見つけるには、[汎用] プロトコル カテゴリを選択するか、OData を検索します。

[汎用プロトコル] カテゴリを選んだときに表示されるリンク サービスを示す Azure Synapse Studio の画面のスクリーンショット。

ソリューションで使用したい SAP サービスを選択し、SAP サービスまたはデータベースに接続するために要求されたフィールドに必要データを入力します。 次のスクリーンショットは、たとえば Synapse Studio で SAP のリンク サービスを作成するときの [SAP BW オープン ハブ] 設定ウィンドウの例を示しています。 オンプレミス、Azure、または別のクラウドの SAP サーバーからデータを取り込むためのサーバーその他の詳細を追加します。

S A P 用のリンク サービスの作成に役立つ Azure Synapse Studio ペインのスクリーンショット。

ビジネス シナリオに基づいて、[SAP BW オープン ハブ] リンク サービスを作成する必要があります。 後でこれを使用して、SAP Business Warehouse ソリューションからベンダー履歴データを抽出します。 SAP システムには、すべての部品ベンダーのタイムスタンプ付き注文データと部品を受け取った日付が含まれているため、計画に不可欠です。

Azure Cosmos DB へのリンク

Azure Cosmos DB にリンクする必要があります。 あなたの所属する企業は、世界中の複数の施設でベンダー製品を評価するため、世界的な分散データベース システムである Cosmos DB に移行しました。 1 つの地域で追加されたデータは、すべての地域ですぐに使用できます。

Azure Cosmos DB は、最新のアプリ開発に対応する NoSQL データベースです。 Azure Cosmos DB はフル マネージド サービスであり、更新や修正プログラム適用などのデータベース管理タスクが不要です。 このサービスは容量管理を処理します。 これは、アプリケーションのニーズに対応して需要に合った容量を提供する、コスト効果の高いサーバーレスの自動スケーリング オプションを提供します。

Cosmos DB にリンクするには、[新しいリンク サービス] を選択して Cosmos DB を検索します。 タイルを選択してサービスを設定し、要求に応じて Cosmos DB の詳細を指定します。

Cosmos DB リンク サービスの Azure Synapse Studio での検索結果を示すスクリーンショット。

Azure Synapse Analytics を使用すると、必要なデータ ソースへの接続が容易になります。

その他のリンク サービス

他のリンク サービスを見つけるには、[新しいリンク サービス] パネルの検索バーを使用します。 "機械学習" を検索し、Azure Machine Learning service を探して有効にします。これは、後で予測分析に必要になります。

機械学習リンク サービスの Azure Synapse Studio での検索結果を示すスクリーンショット。

ビジネス シナリオで他のソースからのデータが必要な場合は、使用可能なリンク サービスを検索するか、カスタム リンク サービスを作成します。 たとえば、需要予測のためにデータを分析するには、気象データ、ソーシャル センチメント データ、またはストア販売レポートへのリンクを作成します。

リンク サービス カテゴリを追加するための Azure Synapse Studio の画面のスクリーンショット。

利用可能なリンク サービスをカテゴリ別に表示することもできます。 UI の上部にあるオプションからカテゴリを選択すると、利用可能なリンク サービスが表示されます。

カスタム リンク サービス

必要に応じて、Azure Synapse Analytics のリンク サービスを作成、カスタマイズ、更新することもできます。 この機能は、たとえば Azure Key Vault で独自のキーを使用する場合や、接続文字列にパラメーターを追加する場合などに便利です。

まとめ

この時点で、SAP システム、Azure Cosmos DB、Azure Machine Learning へのリンクを作成しました。 これでデータを抽出して結合する準備ができました。