カスタム レポート テーマを作成してインポートする

完了

カスタム テーマを作成すると、組織全体でレポートの一貫性のある外観が保証されます。 会社全体のカスタム テーマを展開すると、次の一貫性を実現できます。

  • 組織のブランド化
  • アクセシビリティの要件

テーマにアクセスする

リボンの [表示] タブに移動し、[テーマ] のドロップダウン矢印を選択して、次の操作を行います。

  • 組み込みテーマを選択する
  • テーマを参照する
  • テーマ ギャラリーを表示する
  • 現在のテーマをカスタマイズする
  • 現在のテーマを保存する

カスタム テーマを作成する

現在、ハイ コントラストや色覚異常の人に配慮したオプションなど、約 20 個の組み込みレポート テーマがあります。 ただし、特定のカラー パレットとフォント ファミリを使用したい場合は、[現在のテーマのカスタマイズ] に移動できます。 ここから、次のカテゴリを変更できます。

  • テーマの名前と色の設定には、テーマの色、センチメントの色、分岐の色、構造色 (詳細) が含まれます。
  • テキスト設定には、フォント ファミリ、サイズ、および色が含まれ、これにより、ラベル、タイトル、カードと KPI、およびタブ ヘッダーに対するプライマリ テキスト クラスの既定値が設定されます。
  • ビジュアルの設定には、背景、境界線、ヘッダー、ツールヒントが含まれます。
  • ページ要素の設定には、壁紙と背景などが含まれます。
  • フィルター ペインの設定には、背景色、透明度、フォントとアイコンの色、サイズ、フィルター カードなどが含まれます。

変更が完了したら、[適用] を選択してテーマへの変更を保存します。 これで、現在のレポートに対してテーマを使用したり、後で使うためにエクスポートしたりできるようになりました。 カスタム テーマは組織にとって優れた選択肢であり、部署や組織全体で一貫性のあるレポートの外観を実現できます。

[現在のテーマのカスタマイズ] オプションを使用すると、カスタム テーマをすばやく簡単に作成できます。 テーマをより細かく調整したい場合は、JSON を使ってカスタム テーマを作成することもできますが、このモジュールでは取り上げません。

テーマのエクスポートとインポート

カスタム テーマに変更内容を適用したら、[テーマ] ドロップダウン メニューに戻り、[現在のテーマを保存] を選択してテーマをエクスポートする必要があります。 他のユーザーと共有し、今後のレポートで使用できる JSON ファイルが作成されます。 カスタム テーマがエクスポートされたので、自分や他のユーザーがインポートして、他のレポートに適用する必要があります。 インポートはエクスポートと同じくらい簡単です。もう一度 [テーマ] ドロップダウン メニューに移動し、[テーマの参照] を選択し、先ほど作成した JSON ファイル (または自分と共有された JSON ファイル) を選択します。 テーマが正常にインポートされると、通知が表示されます。

会社での考慮事項

このテーマに加えられる変更は、もう一度保存して既存のテーマを上書きするか、新しいテーマとして保存する必要があります。 テーマもファイルに対してローカルであるため、他のユーザーのコピーに対して各自のコンピューター上で加えられた変更は、あなたのコピーには影響しません。 テーマは、Power BI テンプレート (.PBIT) ファイルとして保存し、同様に共有することもできます。 カスタム テーマを共有する場合は、テーマやテンプレートが使用されていることを検証するビジネス プロセスを検討してください。

ヒント

レポートを発行したら、Power BI サービスでダッシュボードのテーマを作成することを検討してください。