演習 - ルートパラメーターを使用してアプリのナビゲーションを改善する - Training

5 分

Blazor のルートパラメーターによって、URL で渡されたデータにコンポーネントからアクセスできるようになります。ルートパラメーターを使用すると、注文の OrderId によって、アプリから特定の注文にアクセスできるようになります。

顧客は、特定の注文に関する詳細情報を表示できることを望んでいます。あなたは、顧客が自分の注文に直接移動されるように、精算ページを更新してゆきます。その後、現在まだ受け取っていない注文があれば顧客が追跡できるように、注文ページを更新してゆきます。

この演習では、ルートパラメーターを使用する新しい注文詳細ページを追加します。パラメーターに制約を追加して、正しいデータ型を確認する方法を確認します。

注文詳細ページを作成する

Visual Studio Code のメニューで、[ファイル]>[新しいテキストファイル] を選択します。
言語として ASP.NET Razor を選択します。

このコードを使用して注文詳細ページのコンポーネントを作成します。

@page "/myorders/{orderId}"
@inject NavigationManager NavigationManager
@inject HttpClient HttpClient

<div class="top-bar">
    <a class="logo" href="">
        <img src="img/logo.svg" />
    </a>

    <NavLink href="" class="nav-tab" Match="NavLinkMatch.All">
        <img src="img/pizza-slice.svg" />
        <div>Get Pizza</div>
    </NavLink>

    <NavLink href="myorders" class="nav-tab">
        <img src="img/bike.svg" />
        <div>My Orders</div>
    </NavLink>

</div>

<div class="main">
    @if (invalidOrder)
    {
        <h2>Order not found</h2>
        <p>We're sorry but this order no longer exists.</p>
    }
    else if (orderWithStatus == null)
    {
        <div class="track-order">
            <div class="track-order-title">
                <h2>
                  <text>Loading...</text>
                </h2>
                <p class="ml-auto mb-0">
                    ...
                </p>
            </div>
        </div>
    }
    else
    {
        <div class="track-order">
            <div class="track-order-title">
                <h2>
                    Order placed @orderWithStatus.Order.CreatedTime.ToLongDateString()
                </h2>
                <p class="ml-auto mb-0">
                    Status: <strong>@orderWithStatus.StatusText</strong>
                </p>
            </div>
            <div class="track-order-body">
                <div class="track-order-details">
                  @foreach (var pizza in orderWithStatus.Order.Pizzas)
                  {
                      <p>
                          <strong>
                              @(pizza.Size)"
                              @pizza.Special.Name
                              (£@pizza.GetFormattedTotalPrice())
                          </strong>
                      </p>
                  }
                </div>
            </div>
        </div>
    }
</div>

@code {
    [Parameter] public int OrderId { get; set; }

    OrderWithStatus orderWithStatus;
    bool invalidOrder = false;

    protected override async Task OnParametersSetAsync()
    {
      try
      {
          orderWithStatus = await HttpClient.GetFromJsonAsync<OrderWithStatus>(
              $"{NavigationManager.BaseUri}orders/{OrderId}");
      }
      catch (Exception ex)
      {
          invalidOrder = true;
          Console.Error.WriteLine(ex);
      }
    }
}

このページは、MyOrders コンポーネントに似ているように見えます。 OrderController を呼び出していますが、今回は特定の注文を要求しています。 OrderId が一致するものです。この要求を処理するコードを追加しましょう。

Ctrl+S キーを押して、変更内容を保存します。
ファイル名には OrderDetail.razor を使用します。このファイルは、Pages ディレクトリに保存するようにしてください。
エクスプローラーで、OrderController.cs を選択します。
PlaceOrder メソッドの下に、注文を状態と一緒に返す新しいメソッドを追加します。
```
[HttpGet("{orderId}")]
public async Task<ActionResult<OrderWithStatus>> GetOrderWithStatus(int orderId)
{
    var order = await _db.Orders
        .Where(o => o.OrderId == orderId)
        .Include(o => o.Pizzas).ThenInclude(p => p.Special)
        .Include(o => o.Pizzas).ThenInclude(p => p.Toppings).ThenInclude(t => t.Topping)
        .SingleOrDefaultAsync();

    if (order == null)
    {
        return NotFound();
    }

    return OrderWithStatus.FromOrder(order);
}
```
このコードによって、Order コントローラーが URL に orderId を格納して HTTP 要求に応答できるようになりました。このメソッドは次に、この ID を使用してデータベースのクエリを実行し、注文が見つかった場合は OrderWithStatus オブジェクトを返します。

この新しいページを、顧客が精算を行うときに使用しましょう。Checkout.razor コンポーネントを更新する必要があります。
エクスプローラーで、[ページ] を展開します。次に、Checkout.razor を選択します。
行われた注文の注文 ID を使用するように、NavigationManager.NavigateTo("/myorders") の呼び出しを変更します。
```
NavigationManager.NavigateTo($"myorders/{newOrderId}");
```
既存のコードでは既に、注文の実行からの応答として newOrderId をキャプチャしていました。ここでそれを利用すれば、その注文に直接移動できます。

ルートパラメーターを正しいデータ型に制限する

アプリは、(http://localhost:5000/myorders/6) のような数値の注文 ID を持つ要求にのみ応答する必要があります。数値以外の注文を使おうとするユーザーがいても止められません。これを変更してみましょう。

エクスプローラーで、[ページ] を展開します。次に、OrderDetail.razor を選択します。
コンポーネントで整数のみが受け入れられるように、ルートパラメーターを変更します。
```
@page "/myorders/{orderId:int}"
```
これで、(http://localhost:5000/myorders/non-number) に移動しようとした場合、Blazor のルーティングでは URL の一致が見つからず、"ページが見つからない" が返されます。
Visual Studio Code で F5 を選択します。または [実行] メニューから [デバッグの開始] を選択します。

アプリ、注文、精算の全体を移動します。詳細注文画面に移動されるので、注文の状態を確認します。
異なる注文 ID を試します。有効な注文ではない整数を使用すると、"注文が見つかりません" というメッセージが表示されます。

整数以外の注文 ID を使用すると、ページが見つかりません。さらに重要なのは、アプリにハンドルされない例外が発生しない点です。
Shift + F5 キーを選択して、アプリを停止します。

注文ページを更新する

この時点で、My Orders ページには詳細を表示するためのリンクがありますが、URL が間違っています。

エクスプローラーで、[ページ] を展開します。次に、MyOrders.razor を選択します。
<a href="myorders/" class="btn btn-success"> 要素を次のコードに置き換えます。
```
<a href="myorders/@item.Order.OrderId" class="btn btn-success">
```

この演習のために最後のピザの注文を作成することで、これがどのように機能するかをテストできます。次に [My Orders] を選択し、[Track >] リンクをたどります。

続行

演習 - ルート パラメーターを使用してアプリのナビゲーションを改善する

注文詳細ページを作成する

ルート パラメーターを正しいデータ型に制限する

注文ページを更新する

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ルートパラメーターを正しいデータ型に制限する