演習 - 参加者一覧を連絡先テーブルに転送する
この演習では、学習した知識を活用して、Power Query を使ってデータフローを作成し、会議参加者の一覧を含む Excel スプレッドシートをインポートします。 新しい会議は、月に 1 回、同じ曜日に予定されます。 あなたには、データフローを作成し、各会議の後にデータフローが更新されるように構成するタスクが割り当てられています。
連絡先テーブルを準備する
メール アドレスに基づいて参加者を識別し、その連絡先が既に連絡先テーブルに含まれている場合には追加を行わない必要があります。 そこで、メール列にインデックスを作成します。
重要
一意のキーを正常に作成するためには、同一メール アドアレスのレコードが、使用している環境の連絡先テーブルで重複していないことを確認する必要があります。
専用のトレーニングや開発環境など、テーブルの変更を行うことができる Dataverse 環境で、次の手順に従います。
Power Apps maker portalにサインインします。
左側のナビゲーション ウィンドウで、テーブルを選択します。
連絡先テーブルを探して選択します。
連絡先テーブルのテーブル ビューアーで、スキーマ ペインを探し (ビューアーの上中央)、キーを選択します。
画面にはキーの一覧が表示されます。コマンド バーから + 新しいキーを選択して、新しいキーを作成します。
[表示名] フィールドに、
Unique Email Address
と入力します。 Email 列を選択してから、保存を選択して次の手順に進みます。キーを作成するプロセスが完了するまで数分かかる場合があります。 [ステータス] 列には、保留中と表示されます。 次の手順に進む前に、ステータスがアクティブに変わるまで、コマンド バーで更新アクションを選択して、正常に完了したことを確認します。
データを準備する
イベント参加者の一覧を含む Excel スプレッドシートをこちらに移動してダウンロードします。
このファイルを、アクセス権がある OneDrive for Business フォルダーに必ずアップロードします。
演習
専用のトレーニングや開発環境など、社内の他のユーザーに影響しない Dataverse 環境で、次の手順に従います。
Power Apps Studio のデータフロー ページで、+ 新しいデータフローを選択します。
[新しいデータフロー] ポップアップで、名前
Add Conference Attendees to Contact Table
を入力し、作成を選択します。データ ソースの選択画面で、Excel ブック タイルを選択します。
データ ソースへの接続画面で OneDrive の参照を選択します。 次に、ポップアップで、インポートする連絡先一覧を含む Conference Attendees.xlsx ファイルを探して選択します。 次へを選択して、この手順を終了します。
データの選択フォームで、インポートする参加者一覧を含む Excel テーブルまたは Excel ブック (サンプル ファイルではAttendeeList) を選択し、データの変換を選択します。
このシナリオでは、変換を行う必要はありません。 次へを選択して、次の手順に進みます。
新しい行を使って連絡先テーブルを更新するには、既存のテーブルに読み込むを選択してから、出力先テーブルとして Contact を選択します。
キーの選択で Unique Email Addresses (EmailAddress1) を選択して、列マッピングを構成します。 次に、該当するアカウント テーブルの列に対して、Email Address、First Name、Last Nameを選択します (次の画像を参照)。 公開を選択して、この手順を完了します。
次の手順では、更新設定を構成します。 現在のシナリオでは、月ごとの更新が必要であるため、自動的に更新を選択してから、頻度ベースの更新を更新間隔 1 か月とし、開始日時を今日に設定します。 公開を選択して、データフローの作成を完了します。
画面がデータフロー一覧に戻ります。 下書き状態の下に緑色のチェック マーク (公開済みを示します)、および最終更新の下に緑色のチェック マークが表示されるまで待ちます。 完了すると、データフローの次回の更新の下にも日付/時刻の値が表示されます。
次に、先月のイベントのみを処理するように更新を構成します。 新しく作成したデータフローに対して、省略記号 ... (その他のコマンド) を選択してから、増分更新の編集を選択します。
増分更新の設定画面で、増分更新を選択してから、フィルター処理する列としてスプレッドシートの Event Date 列を選択します。 過去の次の期間の行を更新を 1 か月に構成します。 保存を選択して、この手順を終了します。
Contact テーブルを見てみましょう。 テーブル > Contact を選択すると、テーブルに追加された新しい名前/メールを確認できます。
演習手順 (ビデオ)
次のビデオでは、この演習の手順を確認できます。
次の手順
ここでは、Power Query に基づいて、動的データを Dataverse テーブルにインポートするデータフローの作成方法を学習しました。 次に、このモジュールで学習したことを確認しましょう。