演習 - 参加者一覧を連絡先テーブルに転送する

完了

この演習では、学習した知識を活用して、Power Query を使ってデータフローを作成し、会議参加者の一覧を含む Excel スプレッドシートをインポートします。 新しい会議は、月に 1 回、同じ曜日に予定されます。 あなたには、データフローを作成し、各会議の後にデータフローが更新されるように構成するタスクが割り当てられています。

連絡先テーブルを準備する

メール アドレスに基づいて参加者を識別し、その連絡先が既に連絡先テーブルに含まれている場合には追加を行わない必要があります。 そこで、メール列にインデックスを作成します。

重要

一意のキーを正常に作成するためには、同一メール アドアレスのレコードが、使用している環境の連絡先テーブルで重複していないことを確認する必要があります。

専用のトレーニングや開発環境など、テーブルの変更を行うことができる Dataverse 環境で、次の手順に従います。

  1. Power Apps maker portalにサインインします。

  2. 左側のナビゲーション ウィンドウで、テーブルを選択します。

  3. 連絡先テーブルを探して選択します。

  4. 連絡先テーブルのテーブル ビューアーで、スキーマ ペインを探し (ビューアーの上中央)、キーを選択します。

  5. 画面にはキーの一覧が表示されます。コマンド バーから + 新しいキーを選択して、新しいキーを作成します。

  6. [表示名] フィールドに、Unique Email Address と入力します。 Email 列を選択してから、保存を選択して次の手順に進みます。

    キー デザイナーのスクリーン ショット。[表示名]、選択されている [Email] 列、および [保存] が強調表示されている。

  7. キーを作成するプロセスが完了するまで数分かかる場合があります。 [ステータス] 列には、保留中と表示されます。 次の手順に進む前に、ステータスがアクティブに変わるまで、コマンド バーで更新アクションを選択して、正常に完了したことを確認します。

データを準備する

イベント参加者の一覧を含む Excel スプレッドシートをこちらに移動してダウンロードします。

このファイルを、アクセス権がある OneDrive for Business フォルダーに必ずアップロードします。

演習

専用のトレーニングや開発環境など、社内の他のユーザーに影響しない Dataverse 環境で、次の手順に従います。

  1. Power Apps Studio のデータフロー ページで、+ 新しいデータフローを選択します。

  2. [新しいデータフロー] ポップアップで、名前 Add Conference Attendees to Contact Table を入力し、作成を選択します。

  3. データ ソースの選択画面で、Excel ブック タイルを選択します。

  4. データ ソースへの接続画面で OneDrive の参照を選択します。 次に、ポップアップで、インポートする連絡先一覧を含む Conference Attendees.xlsx ファイルを探して選択します。 次へを選択して、この手順を終了します。

  5. データの選択フォームで、インポートする参加者一覧を含む Excel テーブルまたは Excel ブック (サンプル ファイルではAttendeeList) を選択し、データの変換を選択します。

  6. このシナリオでは、変換を行う必要はありません。 次へを選択して、次の手順に進みます。

  7. 新しい行を使って連絡先テーブルを更新するには、既存のテーブルに読み込むを選択してから、出力先テーブルとして Contact を選択します。

  8. キーの選択Unique Email Addresses (EmailAddress1) を選択して、列マッピングを構成します。 次に、該当するアカウント テーブルの列に対して、Email AddressFirst NameLast Nameを選択します (次の画像を参照)。 公開を選択して、この手順を完了します。

    Power Query エディターのスクリーンショット。選択したキーと構成した列マッピング、および [公開] が強調表示されている。

  9. 次の手順では、更新設定を構成します。 現在のシナリオでは、月ごとの更新が必要であるため、自動的に更新を選択してから、頻度ベースの更新更新間隔 1 か月とし、開始日時を今日に設定します。 公開を選択して、データフローの作成を完了します。

    Power Query エディターのスクリーンショット。[更新設定] の [自動的に更新] オプション、毎月の更新に設定された [頻度ベースの更新] 構成、および [公開] が強調表示されている。

  10. 画面がデータフロー一覧に戻ります。 下書き状態の下に緑色のチェック マーク (公開済みを示します)、および最終更新の下に緑色のチェック マークが表示されるまで待ちます。 完了すると、データフローの次回の更新の下にも日付/時刻の値が表示されます。

    [データフロー] ウィンドウのスクリーンショット。フォーカスは、データフローの [公開済み] 状態と [最終更新] の確認にあります。

  11. 次に、先月のイベントのみを処理するように更新を構成します。 新しく作成したデータフローに対して、省略記号 ... (その他のコマンド) を選択してから、増分更新の編集を選択します。

    Power Apps ポータルの [データフロー] 一覧のスクリーンショット。データフローの省略記号の下にある [増分更新の編集] オプションが強調表示されている。

  12. 増分更新の設定画面で、増分更新を選択してから、フィルター処理する列としてスプレッドシートの Event Date 列を選択します。 過去の次の期間の行を更新1 か月に構成します。 保存を選択して、この手順を終了します。

    Power Query エディターのスクリーンショット。[増分更新] 構成オプションが強調表示されている。

  13. Contact テーブルを見てみましょう。 テーブル>Contact を選択すると、テーブルに追加された新しい名前/メールを確認できます。

演習手順 (ビデオ)

次のビデオでは、この演習の手順を確認できます。

次の手順

ここでは、Power Query に基づいて、動的データを Dataverse テーブルにインポートするデータフローの作成方法を学習しました。 次に、このモジュールで学習したことを確認しましょう。