作業指示書のサービス レベル アグリーメント

完了

特定のレベルのサービスが提供されると顧客が期待するシナリオが多く存在します。 組織は、定期的な予防的メンテナンスを含んでおり、特定のサービス応答時間を顧客に対して保証するサービス契約を顧客に提供する場合があります。 たとえば、HVAC 会社は、作業指示書が作成されてから 3 時間以内にフィールド技術者が顧客の場所に到着することをプレミア顧客に保証している場合があります。 Dynamics 365 Field Service では、Dynamics 365 サービス レベル アグリーメント (SLA) 機能を使用して、作業指示書に適切なタイミングで対応し、指示書の作業を完了することができます。

上記の例では、作業指示書が作成されてから 3 時間以内にフィールド技術者が顧客の場所に到着する必要があるとする到着 SLA を、HVAC 組織が作成します。 レコードの SLA タイマーは、会社がスケジューリング プロセス中に使用できる必要な時間情報を提供します。 さらに、SLA では、特定の時間以降に警告を表示するなどのアクションを実行して、到着時間の時間枠に間に合わないことがないように、組織が必要なアクションを実行できるようにします。 たとえば、技術者が 1 時間内に現場に到着するようスケジュールされているにもかかわらず、45 分後になってもまだ到着していない場合は、ディスパッチャーへのメール通知をトリガーできます。 この機能により、ディスパッチャーは、時間枠内に間に合うように技術者を支援することができます。

このセクションでは、Dynamics 365 Field Service に関連する SLA に焦点を当てていますが、Customer Service のサポート案件レコードなど、Dynamics 365 のより広範な状況でもこれらを使用できます。 詳細については、SLA の定義に関する記事を参照してください。

Field Service に対する SLA 機能の有効化

SLA 機能を使用するテーブルでは、作業指示書テーブルを含めて、SLA を有効にする必要があります。 SLA の作業指示書テーブルは、Microsoft Power Apps Maker Portal で有効にします。 Maker Portal で、Dataverse > テーブル > 作業指示書に移動します。 プロパティ テーブルで、詳細設定を選択し、サービス レベル アグリーメントの設定チェックボックスをオンにします。

サービス レベル アグリーメントを有効にする Microsoft Dataverse 設定のスクリーンショット。