SQL Warehouse を使ってみる
SQL Warehouse (旧称 SQL エンドポイント) では、Azure Databricks のデータ用のリレーショナル データベース インターフェイスを提供します。 データは、Delta テーブルによって抽象化されたファイルに格納されますが、ユーザーまたはクライアント アプリケーションの観点からは、SQL Warehouse はリレーショナル データベースのように動作します。
SQL Warehouse の作成
Premium レベルの Azure Databricks ワークスペースを作成すると、それには Starter Warehouse という名前の既定の SQL Warehouse が含まれます。このワークスペースを使用して、サンプル データを探索し、Azure Databricks で SQL ベースのデータ分析を開始できます。 ニーズに合わせて既定の SQL Warehouse の構成を変更することも、ワークスペースにさらに SQL Warehouse を作成することもできます。
Azure Databricks ポータルを使用して、Azure Databricks ワークスペースで SQL Warehouse を管理できます。
SQL Warehouse の構成設定
SQL Warehouse を作成または構成するときに、次の設定を指定できます。
- 名前: SQL Warehouse を識別するために使用される名前。
- クラスター サイズ: SQL Warehouse のサポートに使用されるコンピューティング リソースの数とサイズを制御するには、標準サイズの範囲から選択します。 使用可能なサイズは、2X-Small (1 つのワーカー ノード) から 4X-Large (256 ワーカー ノード) までです。 詳細については、Azure Databricks ドキュメントの「クラスター サイズ」を参照してください。
- 自動停止: 停止前にアイドル状態のときにクラスターが実行されたままになる時間。 アイドル状態のクラスターでは、実行中に引き続き料金が発生します。
- スケーリング: クエリ処理の分散に使用されるクラスターの最小数と最大数。
- 種類: 高速でコスト効率の高いオンデマンド プロビジョニングのために "サーバーレス" コンピューティングを使用する SQL Warehouse を作成できます。 あるいは、Pro または "クラシック" SQL ウェアハウスを作成することもできます。
Note
使用可能な任意のサイズの SQL Warehouse を作成できますが、Azure Databricks がプロビジョニングされているリージョンで選択をサポートするために必要なコア数のクォータが不十分な場合、SQL Warehouse は開始できません。