使用権資産の減損
使用権 (ROU) 資産は、リース期間にわたり、資産を使用する賃借人の権利です。 会社の貸借対照表に記載されるリースの場合、使用権資産は毎月同じ金額の減価償却で、定率的に償却されます。
リースの減価償却は、利息経費を借方に転記することで、損益計算書に影響を与えます。 財務リースの累計使用権資産勘定を貸方に転機することで、貸借対照表に影響を与えます。 オペレーティング リースの場合、減価償却はリース経費勘定を貸方に転記します。
使用権資産リースの期間全体を通じて、リース資産が変更された場合は、減損を記録し、変更に応じて減価償却スケジュールを調整できます。 トランザクションを転記する前に、新しい資産残高および財務エントリを確認できます。
減損を記録するには、次の手順に従います。
資産リース > リース > リースの概要ページに移動します。
減損されたリースを選択し、アクション ペインで帳簿を選択します。
アクション ペインで減損を選択します。
表示されるダイアログ ボックスの減損損失フィールドに、資産の減損金額を入力します。 使用権資産を減らすには、正の値を入力する必要があります。
トランザクション日付フィールドに、減損エントリを転記する日付を入力します。
残存期間フィールドに、償却する残りの月数を入力します。
帳簿を閉じるオプションをはいに設定して、リース帳簿を閉じます。 この操作は元に戻せません。 閉じたリースに対しては、エントリの転記、および閉じたリースの調整はできません。
転記を選択して、減損エントリを作成または転記します。
減損された資産の減価償却スケジュールを表示するには、そのリース帳簿の資産減価償却スケジュールを開きます。 残存期間フィールドに入力した月数に基づいて、資産が定率法で減価償却されます。
減損された経費仕訳帳のエントリを表示するには、減損されたリース帳簿のアクション ペインで、資産リース仕訳帳を選択します。 システムによって、減損経費転記勘定の借方に転記される仕訳帳エントリが作成され、リース資産転記勘定が貸方に記入されます。
使用権資産の新しい簿価を表示するには、リース帳簿のアクション ペインで、資産トランザクションを選択します。