この記事では、Dumpchk を使用してメモリ ダンプ ファイルを確認する方法について説明します。
元の KB 番号: 156280
まとめ
Dumpchk は、メモリ ダンプ ファイルが正しく作成されたことを確認するために使用できるコマンド ライン ユーティリティです。 メモリ ダンプ ファイルが破損している場合は、デバッガーで分析できません。 Dumpchk を使用してダンプ ファイルが適切な状態であることを確認すると役立ちます。 これにより、破損したダンプ ファイルをアップロードして、サポート担当者が分析する時間と労力を節約できます。 Dumpchk はシンボルへのアクセスを必要としません。
Dumpchk は、Windows デバッグ ツールの一部です。 Windows デバッガーには 2 つのバージョンがあります。 Dumpchk を使用するには、 Windows SDK に含まれている Windows デバッグ ツールのバージョンをインストールする必要があります:
- SDK インストーラーをダウンロードします。
- インストーラーを起動し、 Windows デバッグ ツール インストールするその他のコンポーネントを選択します。
- インストールが完了すると、dumchk.exeは Windows デバッグをインストールしたディレクトリに格納されます。 ハードウェア プラットフォームに一致するバージョンを使用します。
Dumpchk を実行すると、メモリ ダンプ ファイルからいくつかの基本情報が表示され、ファイル内のすべての仮想アドレスと物理アドレスが検証されます。 シンボル パスが指定されていない場合、シンボル エラーが多数発生します。 これらのエラーは、ダンプ ファイルの破損を確認するため無視できます。 Dumpchk は、メモリ ダンプ ファイルで見つかったエラーを報告します。
表示された出力の一部でエラーが発生した場合、ダンプ ファイルが破損し、分析を実行できません。
Dumpchk が完了すると、停止コードといくつかのパラメーターが表示されます。
BUGCHECK_CODE: 1e
BUGCHECK_P1: ffffffffc0000420
BUGCHECK_P2: fffff8004dbab02a
BUGCHECK_P3: 0 BUGCHECK_P4: fffff8003a6d5f20
SYMBOL_NAME: nt_symbols!72291DF0104D000
PROCESS_NAME: ntoskrnl.exe
IMAGE_NAME: ntoskrnl.exe
MODULE_NAME: <Module Name>
FAILURE_BUCKET_ID: <Bucket Id>
FAILURE_ID_HASH: {029f6661-9c67-6d47-23e5-a0398183d06e}