クリップボード のリダイレクト (コピーと貼り付け) を使用してリモート デスクトップ サービスまたはターミナル サービス セッション経由で 2 GB を超えるファイルをコピーすると、サイレント モードで失敗する

この記事では、クリップボードリダイレクトを使用してリモート デスクトップ サービスまたはターミナル サービス セッション経由で 2 GB を超えるファイルをコピーできない問題を回避します。

適用対象: Windows Server 2012 R2
元の KB 番号: 2258090

現象

RDP クライアント 6.0 以降のバージョンを使用して、リモート デスクトップ サービスまたはターミナル サービス セッション経由で 2 GB を超えるファイルをコピーしようとすると、ファイルはコピーされません。 また、エラー メッセージは表示されません。

原因

既知の問題です。 この方法を使用した 2 GB を超えるファイルのコピーはサポートされていません。

解決方法

この問題を解決するには、以下のいずれかの方法を使用します。

  • 2 GB を超えるファイルを転送する場合は、リモート デスクトップ サービスまたはターミナル サービス セッションを介してドライブ リダイレクトを使用します。

  • コマンド ラインの代替手段を使用して、リモート デスクトップ サービスまたはターミナル サービス セッション経由で 2 GB を超えるファイルをコピーします。 たとえば、次のコマンドを使用します。

    xcopy \\tsclient\c\myfiles\LargeFile d:\temp  
    

詳細

  • ファイルのコピーと貼り付け

    コピーと貼り付け機能は、次のシナリオで使用できます。

    • リモート セッションとローカル コンピューターの間でファイルをコピーして貼り付けます。
    • ローカル コンピューターとリモート セッションの間でファイルをコピーして貼り付けます。

    ただし、2 GB 未満のファイルに制限されます。

  • ドライブ リダイレクトを使用したファイルの転送

    ローカル コンピューター上のドライブは、ローカル ホストとリモート コンピューターの間でファイルを簡単に転送できるように、セッションでリダイレクトできます。 この方法で使用できるドライブには、次のドライバーが含まれます。

    • ローカル ハード ディスク

    • フロッピー ディスク ドライブ

    • マップされたネットワーク ドライブ

      リモート デスクトップ接続の [ ローカル リソース ] タブで、リモート コンピューターにリダイレクトするデバイスとリソースの種類を指定できます。