クリップボードのリダイレクト (コピーと貼り付け) を使用してリモート デスクトップ サービスまたはターミナル サービス セッション経由で 2 GB を超えるファイルをコピーすると、サイレント モードで失敗する
この記事では、クリップボード リダイレクトを使用してリモート デスクトップ サービスまたはターミナル サービス セッション経由で 2 GB を超えるファイルをコピーできない問題を回避します。
元の KB 番号: 2258090
現象
RDP クライアント 6.0 以降のバージョンを使用して、クリップボードのリダイレクト (コピーと貼り付け) を使用して、リモート デスクトップ サービスまたはターミナル サービス セッション経由で 2 GB を超えるファイルをコピーしようとすると、ファイルはコピーされません。 また、エラー メッセージは表示されません。
原因
これは既知の問題です。 この方法を使用した 2 GB を超えるファイルのコピーはサポートされていません。
解決方法
この問題を解決するには、次の方法のいずれかを使用してください。
2 GB を超えるファイルを転送する場合は、リモート デスクトップ サービスまたはターミナル サービス セッションを介してドライブ リダイレクトを使用します。
コマンド ラインの代替手段を使用して、リモート デスクトップ サービスまたはターミナル サービス セッションで 2 GB を超えるファイルをコピーします。 たとえば、次のコマンドを使用します。
xcopy \\tsclient\c\myfiles\LargeFile d:\temp
詳細
ファイルをコピーして貼り付ける
コピーと貼り付け機能は、次のシナリオで使用できます。
- リモート セッションとローカル コンピューターの間でファイルをコピーして貼り付けます。
- ローカル コンピューターとリモート セッションの間でファイルをコピーして貼り付けます。
ただし、2 GB 未満のファイルに制限されます。
ドライブ リダイレクトを使用したファイルの転送
ローカル コンピューター上のドライブは、ローカル ホストとリモート コンピューターの間でファイルを簡単に転送できるように、セッションでリダイレクトできます。 この方法で使用できるドライブには、次のドライバーが含まれます。
ローカル ハード ディスク
フロッピー ディスク ドライブ
マップされたネットワーク ドライブ
リモート デスクトップ接続の [ ローカル リソース ] タブで、リモート コンピューターにリダイレクトするデバイスとリソースの種類を指定できます。