この記事では、ログオン時に開始するプログラムを指定するリモート デスクトップが、指定したプログラムが終了したときに終了しない問題を解決するための解決策を提供します。
元の KB 番号: 2513330
現象
ログオン時に開始するプログラムを指定するリモート デスクトップ セッションは、指定したプログラムが終了したときに、適切なタイミングで終了しない場合があります。 リモート セッションは、空白の背景のみで空に表示される場合があります。
このプログラムは、RDP クライアント設定の [接続時に次のプログラムを開始する] または Active Directory ユーザー プロパティの [ログオン時に次のプログラムを開始する] で指定できます。
原因
指定されたプログラムによって新しいプロセスが生成された可能性があります。 リモート デスクトップ セッション終了ロジックの一部として、指定されたプログラムが新しいプロセスを生成した場合、新しいプロセスはプログラムの一部と見なされ、そのプロセスも終了するまでセッションは終了しません。
この条件を満たすシナリオの 1 つは、64 ビットリモート デスクトップ セッション ホスト上の 32 ビット アプリケーションからの印刷です。 この印刷アクションにより、スプーラーの 32 ビットから 64 ビットのサンキング プロセスであるsplwow64.exeが生成されます。 Splwow64.exeは、重い印刷中にプロセスが繰り返し復帰するのを防ぐため、3 分間のタイムアウトがあるため、印刷が完了してもすぐには終了しません。 これにより、リモート セッションが空白の背景で "ハング" と表示される可能性があります。
解決方法
splwow64.exe プロセスを次のレジストリ キーに追加して、プロセスが自動的に安全に終了される可能性があることをオペレーティング システムに通知できます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Terminal Server\Sysprocs
値の名前: splwow64.exe
値の種類: REG_DWORD
ベース: 16 進数
値のデータ: 0