次の方法で共有


仮想ネットワークの作成

仮想マシンがコンピューターとネットワークを共有するには、仮想ネットワークが必要です。 仮想ネットワークの作成は省略可能です。仮想マシンをインターネットまたはネットワークに接続する必要がない場合は、Windows 仮想マシンの作成に進んでください。

仮想マシンをインターネットに接続する

Hyper-V には、外部、内部、プライベートの 3 種類の仮想スイッチがあります。 コンピューターのネットワークを、そのネットワーク上で実行されている仮想マシンと共有するには、外部スイッチを作成します。

この演習では、外部仮想スイッチの作成を見ていきます。 修了すると、Hyper-V ホストに仮想スイッチが構成されます。これによって、仮想マシンはコンピューターのネットワーク接続を経由してインターネットに接続することができます。

Hyper-V マネージャーを使用して仮想スイッチを作成する

  1. Hyper-V マネージャーを開きます。 これを簡単に行うには、Windows ボタンまたはキーを選んでから、「Hyper-V マネージャー」と入力します。
    検索で Hyper-V マネージャーが見つからない場合、Hyper-V または Hyper-V 管理ツールが有効になっていません。 Hyper-V の有効化に関する記事の手順を参照してください。

  2. 左側のペインでサーバーを選ぶか、右側のペインで [サーバーに接続] を選びます。

  3. Hyper-V マネージャーの右側の [操作] メニューから、[仮想スイッチ マネージャー] を選びます。

  4. [仮想スイッチ] セクションで、[新しい仮想ネットワーク スイッチ ] を選びます。

  5. [どの種類の仮想スイッチを作成しますか] で、[外部] を選びます。

  6. [仮想スイッチの作成] ボタンを選びます。

  7. [仮想スイッチのプロパティ] で、新しいスイッチに「外部 VM スイッチ」のような名前を付けます。

  8. [接続の種類] で、[外部ネットワーク] が選ばれていることを確認します。

  9. 新しい仮想スイッチとペアにする物理ネットワーク カードを選びます。 これは、ネットワークに物理的に接続されているネットワーク カードです。

    [仮想スイッチ マネージャー] ペインの [仮想スイッチのプロパティ] セクションのスクリーンショット。

  10. [適用] を選んで、仮想スイッチを作成します。 通常、この時点で次のようなメッセージが表示されます。 [はい] を選択して続行します。

    [はい] オプションにフォーカスがある [ネットワークの変更を適用] メッセージのスクリーンショット。

  11. [OK] を選んで、仮想スイッチ マネージャー ウィンドウを閉じます。

PowerShell を使用して仮想スイッチを作成する

次の手順のようにして、PowerShell を使って仮想スイッチと外部接続を作成できます。

  1. Get-NetAdapter を使って、Windows システムに接続されているネットワーク アダプターの一覧を取得します。

    PS C:\> Get-NetAdapter
    
    Name                      InterfaceDescription                    ifIndex Status       MacAddress             LinkSpeed
    ----                      --------------------                    ------- ------       ----------             ---------
    Ethernet 2                Broadcom NetXtreme 57xx Gigabit Cont...       5 Up           BC-30-5B-A8-C1-7F         1 Gbps
    Ethernet                  Intel(R) PRO/100 M Desktop Adapter            3 Up           00-0E-0C-A8-DC-31        10 Mbps  
    
  2. Hyper-V スイッチで使うネットワーク アダプターを選び、$net という名前の変数にインスタンスを格納します。

    $net = Get-NetAdapter -Name 'Ethernet'
    
  3. 次のコマンドを実行して、新しい Hyper-V 仮想スイッチを作成します。

    New-VMSwitch -Name "External VM Switch" -AllowManagementOS $True -NetAdapterName $net.Name
    

ノート PC での仮想ネットワーク

NAT ネットワーク

ネットワーク アドレス変換 (NAT) は、内部 Hyper-V 仮想スイッチを介して、ホスト コンピューターの IP アドレスとポートを組み合わせて、仮想マシンがコンピューターのネットワークにアクセスできるようにします。

これには、いくつかの便利なプロパティがあります。

  1. NAT は、外部 IP アドレスとポートを、はるかに大きな内部 IP アドレスのセットにマッピングして、IP アドレスを節約します。
  2. NAT は、同じ (内部) 通信ポートを必要とするアプリケーションを、一意の外部ポートにマッピングして、複数の仮想マシンでこれらのアプリケーションをホストできるようにします。
  3. NAT は内部スイッチを使います。内部スイッチを作成しても、ネットワーク接続は使われず、コンピューターのネットワークとの干渉は少なくなる傾向があります。

NAT ネットワークを設定してそれを仮想マシンに接続するには、NAT ネットワーク ユーザー ガイドに従って行います。

2 つのネットワークを切り替える方法

ノート PC で Windows Hyper-V を実行しており、ワイヤレス ネットワークとワイヤード ネットワークを頻繁に切り替える場合は、イーサネットとワイヤレス ネットワーク カードの両方に対して 1 つの仮想スイッチを作成できます。 ネットワークへのノート PC の接続方法に応じて、これらのスイッチ間の仮想マシンを変更することができます。 仮想マシンが有線と無線を自動的に切り替えることはありません。

重要

2 つのネットワークを切り替える方法では、ワイヤレス カード経由の外部 vSwitch はサポートされておらず、テスト目的にのみ使う必要があります。

次のステップ - 仮想マシンを作成する

Windows 仮想マシンを作成する