データベース プロジェクトとデータ層アプリケーション (.NET Framework)
Note
データセットと関連クラスは、アプリケーションがデータベースから切断されている間にアプリケーションがメモリ内のデータを操作できるようにする、2000 年代初期からのレガシ .NET Framework テクノロジです。 テクノロジが特に役立つのは、ユーザーがデータを変更し、変更をデータベースに戻して保持できるようにするアプリケーションです。 データセットは非常に優れたテクノロジであることが証明されていますが、新しい .NET アプリケーションでは Entity Framework Core を使用することをお勧めしています。 Entity Framework には、オブジェクト モデルとして表形式データを操作する、より自然な方法が用意されており、よりシンプルなプログラミング インターフェイスが備わっています。
データベース プロジェクトを使用して、新しいデータベースおよび新しいデータ層アプリケーション (DAC) を作成したり、既存のデータベースおよびデータ層アプリケーションを更新したりできます。 データベース プロジェクトおよび DAC プロジェクトを使用すると、バージョン コントロールとプロジェクト管理の手法を、マネージド コードまたはネイティブ コードに適用するのとほぼ同様に、データベース開発作業に適用できます。 DAC プロジェクト、データベース プロジェクト、またはサーバー プロジェクトを作成し、バージョン コントロール下に置くことで、データベースやデータベース サーバーの変更を管理する開発チームを支援できます。 チームのメンバーは、チームで共有する前に、ファイルをチェックアウトして、分離開発環境 (サンドボックス) で変更を行い、ビルドしてテストすることができます。 コードの品質を確保するために、チームはデータベースの特定のリリースに対するすべての変更をステージング環境で完了し、テストしてから、運用環境に配置できます。
データ層アプリケーションでサポートされているデータベース機能の一覧については、SQL Server オブジェクトの DAC サポートに関する記事を参照してください。 データ層アプリケーションでサポートされていない機能をデータベースで使用する場合は、代わりにデータベース プロジェクトを使用して、データベースの変更を管理する必要があります。
一般的なタスクの概要
| タスクの概要 | 関連する参照先 |
|---|---|
| データ層アプリケーションの開発の開始: データ層アプリケーション (DAC) の概念は、SQL Server 2008 で導入されました。 DAC には、SQL Server データベースの定義と、クライアント サーバー アプリケーションまたは 3 層アプリケーションで使用されるサポート インスタンス オブジェクトが含まれます。 DAC には、ログインなどのインスタンス エンティティと共に、テーブルやビューなどのデータベース オブジェクトが含まれます。 Visual Studio を使用して、DAC プロジェクトを作成し、DAC パッケージ ファイルをビルドできます。さらに、SQL Server データベース エンジンのインスタンスに配置するために、DAC パッケージ ファイルをデータベース管理者に送信できます。 | - データ層アプリケーション - SQL Server Management Studio |
| 反復データベース開発の実施: 開発者はプロジェクトの一部をチェックアウトし、分離開発環境でそれらを更新できます。 このような環境を使用することにより、チームの他のメンバーに影響を与えることなく、変更をテストできます。 変更が完了したら、ファイルをバージョン コントロールにチェックインすることで、他のチーム メンバーはそれらの変更を取得し、ビルドしてテスト サーバーに配置できます。 | - プロジェクト指向のオフライン データベース開発 (SQL Server Data Tools) - Transact-SQL デバッガー (SQL Server Management Studio) |
| プロトタイプの作成、テスト結果の検証、データベース スクリプトおよびオブジェクトの変更: Transact-SQL エディターを使用して、これらの一般的なタスクを実行できます。 | - クエリおよびテキスト エディター (SQL Server Management Studio) |