IDiaLoadCallback::NotifyDebugDir

.exe ファイル内でデバッグ ディレクトリが見つかったときに呼び出されます。

構文

HRESULT NotifyDebugDir ( 
   BOOL  fExecutable,
   DWORD cbData,
   BYTE  data[]
);

パラメーター

fExecutable

[in] デバッグ ディレクトリが、.dbg ファイルからではなく、実行可能ファイルから読み取られる場合は TRUE。

cbData

[in] デバッグ ディレクトリ内のデータのバイト数。

data[]

[in] デバッグ ディレクトリが格納される配列。

戻り値

成功した場合は、S_OK を返します。それ以外の場合は、エラー コードを返します。 リターン コードは、通常無視されます。

解説

IDiaDataSource::loadDataForExe メソッドは、実行可能ファイルの処理中にデバッグ ディレクトリを検出すると、このコールバックを呼び出します。

このメソッドを使用すると、.pdb ファイル内にあるデバッグ情報以外のデバッグ情報をサポートするために、クライアントが実行可能ファイルまたはデバッグ ファイルをリバース エンジニアリングする必要がなくなります。 このデータがあれば、クライアントは利用可能なデバッグ情報の種類を把握し、その情報が実行可能ファイルと dbg ファイルのどちらに存在するかを認識できます。

IDiaDataSource::loadDataForExe メソッドは、シンボルでの必要性に応じて .pdb と dbg の両方のファイルを透過的に開くので、ほとんどのクライアントでは、このコールバックは必要になりません。

関連項目

• IDiaLoadCallback2
• IDiaDataSource::loadDataForExe