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.NET 非同期コードのパフォーマンスを分析する

.NET Async ツールを使用して、アプリ内の非同期コードのパフォーマンスを分析します。

Note

.NET Async ツールには、Visual Studio 2019 バージョン 16.7 以降と、async および await を使用する .NET プロジェクトが必要です。

セットアップ

  1. Alt + F2 キーを押して Visual Studio にパフォーマンス プロファイラーを開きます。

  2. [.NET Async] チェック ボックスをオンにします。

    選択されている .NET Async ツール

  3. [開始] ボタンをクリックしてツールを実行します。

  4. ツールの実行が開始されたら、アプリ内でプロファイリングするシナリオを検討します。 次に、 [収集の停止] を選択するかアプリを閉じてデータを確認します。

  5. 収集が停止すると、プロファイル セッション中に発生したアクティビティのテーブルが表示されます。

    停止した .NET Async ツール

非同期イベントは、時系列順のアクティビティに整理されます。 それぞれの開始時刻、終了時刻、および期間が表示されます。

タスクに対応する各行には、[名前] 列にラベルが付けられます。 解決できないタスク名に対しては、[タスク イン] ラベルが表示されます。 後ろに、その中でタスクが発生するメソッドの名前が続きます。 収集セッション内で非同期アクティビティが完了しない場合、[終了時刻] 列に [不完全] ラベルが表示されます。

特定のタスクまたはアクティビティをさらに詳しく調査するには、行を右クリックします。 次に、 [ソース ファイルに移動] を選択して、アクティビティが発生したコード内の場所を確認します。

[ソース ファイルに移動] が選択されている .NET Async ツール