モジュールを使用してファイルを含める

モジュール (Visual Basic モジュールと混同しないでください) は、ASPX マスター ページ、テキスト ファイル、画像などのファイルを SharePoint に配置できるコンテナーです。

ドキュメント ライブラリの外部にあるファイルをドキュメント ライブラリに配置するか、通常のファイル (default.aspx など) として配置するかを選択できます。 ファイルをドキュメント ライブラリに追加するには、File 要素の属性として Type="GhostableInLibrary" を指定します。 この設定により、ファイルがライブラリに追加されたときにファイルを使用するためのリスト項目を作成するように SharePoint に指示します。 ドキュメント ライブラリの外部にファイルを配置するには、Type="Ghostable" を指定するか Type 属性を省略します。

SharePoint ソリューションにモジュールを追加する

モジュールの追加方法

1. Visual Studio で、SharePoint プロジェクトを開くか作成します。

   詳細については、「SharePoint プロジェクトとプロジェクト項目テンプレート」を参照してください。

2. ソリューション エクスプローラーで、プロジェクト ノードを選択します。次に、メニュー バーで [プロジェクト]>[新しい項目の追加] を選択します。

   新しい項目の追加 ダイアログ ボックスが開きます。

3. SharePoint テンプレートの一覧で [モジュール] テンプレートを選択し、[追加] をクリックします。

   この手順により、プロジェクト内に Module1 という名前のノードが作成されます。

4. [Module1] の下で、 Sample.txt ファイルを削除します。

   Sample.txt は、例としてすべての新しいモジュールに含まれており、必要ありません。 (ファイルを削除すると、モジュールの Elements.xml ファイルからもエントリが削除されることに注意してください)。

5. SharePoint で特定のフォルダー構造にファイルを配置したい場合は、[Module1] ノードを選択し、メニュー バーで [プロジェクト]、[新しいフォルダー] の順に選択して、これらのフォルダーを Visual Studio の Module1 の下に作成します。

6. ファイルを追加するフォルダーを選択し、メニュー バーで [プロジェクト]、[既存項目の追加] の順に選択します。

7. SharePoint に配置する 1 つ以上のファイルを選択し、[追加] ボタンをクリックします。

   プロジェクトにファイルを追加すると、そのファイルのエントリがモジュールの Elements.xml ファイルに自動的に追加されます。 プロジェクトが配置されると、ファイルは、プロジェクトのルート ディレクトリを基準として SharePoint サーバーにコピーされます。これは、File 要素の Url 属性で指定されます (Url="Module1/New Folder/SomeFile.doc など)。 ファイルの配置場所を変更する場合は、ファイルをソリューション エクスプローラー内の別のフォルダーに移動するか、Url 設定を変更します。

8. ドキュメント ライブラリに表示するファイルについては、Elements.xml のエントリに Type="GhostableInLibrary" 属性を追加します。 たとえば、次のように入力します。

   <File Path="Module1\Some Folder\SomePage.aspx" Url="Module1/Some Folder/SomePage.aspx" Type="GhostableInLibrary" />
   

9. プロジェクトを配置する。

   ファイルは、SharePoint 内の指定した場所にコピーされます。

関連するコンテンツ

• SharePoint ソリューションのパッケージ化と配置
• SharePoint ソリューションの開発