Visual Studio でコード行をステージする
行ステージングのサポート (対話型ステージングとも呼ばれます) が、Visual Studio 2022 バージョン 17.3 以降で利用できます。 行ステージングを使用すると、ファイル内の変更のチャンクを、コード エディターから直接ステージできます。 行ステージングは、変更を異なるコミットに分割したい場合にも役立ちます。
Visual Studio 2022 バージョン 17.6以降では、ホバー オプションを使って、変更を 1 行ずつ "ステージング解除" することもできます。
色の余白で段階的な変化を観察する
ラインステージングのサポートに関して最初に気付くのは、エディターが Git の変更をスクロール バーと余白にどのように視覚化するかです。
色と注釈により、追加、削除、または変更した保存済みの変更と未保存の変更を簡単に区別できます。
カラーマージン設定を構成する
変更を管理しやすいように Visual Studio によって表示される色を変更できます。 ツール>オプション ダイアログで、 環境>フォントと色 セクションに移動し、次の 表示項目 オプションを設定します。
- ソース管理下のドキュメントの追加を追跡する
- ソース管理下のドキュメント内の削除を追跡する
- ソース管理下のドキュメントの変更を追跡する
Peek Difference で段階的な変更を表示する
色付き余白は対話型です。 Visual Studio で色付き余白を選ぶと開く [差分をクイック表示する] ユーザー インターフェイス (UI) では、コンテキストを切り替えずにエディターで変更を表示できます。 Peek Difference UI は、追加された行と削除された行の数をまとめたもので、上矢印と下矢印を使用して変更を簡単に切り替えることができます。
変更のあるコード行を右クリックして、「Peek Difference」にアクセスすることもできます。 コンテキスト メニューから 「差異をピーク」 を選択するか、 Alt+F8 キーボード ショートカットを使用します。
ピーク差分設定を構成する
Peek Difference UI で、Visual Studio がコードの変更と対話する方法を変更できます。 「クリックして余白を覗く」 オプションは、 「ツール」>「オプション」>「テキスト エディター」>「詳細設定」 ページで使用できます。
デフォルトの シングル クリック 設定を ダブルクリック に変更するか、 なし を選択して、差異のピーク UI をオフにすることができます。
コードのチャンクをステージする
Peek Difference UI を使用すると、任意のコード チャンクをステージングできます。 ステージの変更にマウスを移動し、 ステージの変更を選択します。 ドキュメントに加えた変更を すべて ステージングする場合は、グローバル ステージ アクションを使用できます。
Note
差分を全画面で表示したい場合は、 「Peek Difference」 UIの右上にある 「Promote to Document」 アイコンを使用して Diff エディターに切り替えるか、 Ctrl+Alt+Home キーボード ショートカットを使用します。 Peek Difference UI で提供されるすべての機能は、 Diff エディターでも利用できます。 次の画像は、 Diff エディター ビューを示しています。
差分ビューでステージング コントロールを有効または無効にするには、[ステージング コントロールを表示] ボタンをクリックします。
ステージされた変更をコミットする
必要な変更を確認してステージングしてコミットを準備したら、 Git の変更 ウィンドウを使用してコミットを作成できます。 コミット メッセージを入力し、 コミット ステージング を選択してプロセスを完了します。