<customization> 要素 (Visual Studio での Office 開発)
customization
名前空間の vstov4
要素では、特定の Office ソリューションについて記述します。 ドキュメント レベルのカスタマイズと VSTO アドインでは、子要素が異なります。
ドキュメント レベルの customizations の構文
<customization
id
<document
solutionId
/>
</customization>
VSTO アドインの構文
<customization
id
<appAddin
application
loadBehavior
keyName>
<friendlyName></friendlyName>
<description></description>
<formRegions></formRegions>
</customization>
要素と属性
customization
要素には、カスタマイズ固有の情報が含まれています。 この要素は、名前空間 vstov4=urn:schemas-microsoft-com:vsto.v4
に属している必要があります。 Office ソリューションごとに、 customization
要素が 1 つあります。 たとえば、複数プロジェクトの配置で 3 つの Office ソリューションを配置する場合は、アプリケーション マニフェストに 3 つの customization
要素を定義します。
アセンブリの子要素もこの名前空間に属している必要があります。
customization
要素には、次の属性があります。
属性 | 説明 |
---|---|
id |
複数プロジェクトの配置の場合は必須です。 id 要素によって、Office ソリューションを一意に識別します。 |
ドキュメントレベルのカスタマイズ
customization
要素には、次の子要素があります。
ドキュメント
vstov4
名前空間の document
要素は、「<document> 要素 (Visual Studio での Office 開発)」で定義されています。
VSTO アドイン
customization
要素には、次の子要素があります。
appAddin
vstov4
名前空間の appAddin
要素は、「<appAddin> 要素 (Visual Studio での Office 開発)」で定義されています。
ドキュメント レベルのカスタマイズの例
説明
次のコード例は、ドキュメント レベルのカスタマイズの customization
要素を示しています。 このコード例は、「Office ソリューション用アプリケーション マニフェスト」に記載されている例から一部を抜粋したものです。
コード
<vstov4:customization>
<vstov4:document
solutionId="73e" />
</vstov4:customization>
VSTO アドインの例
説明
次のコード例では、VSTO アドインの customization
要素を示しています。 この例は、フォーム領域が含まれた Outlook VSTO アドインです。 このコード例は、「Office ソリューション用アプリケーション マニフェスト」に記載されている例から一部を抜粋したものです。
コード
<vstov4:customization>
<vstov4:appAddIn
application="Outlook"
loadBehavior="3"
keyName="ContosoOutlookAddIn">
<vstov4:friendlyName>
ContosoOutlookAddIn
</vstov4:friendlyName>
<vstov4:description>
ContosoOutlookAddIn - Outlook VSTO Add-in
created with Visual Studio Tools for Office
</vstov4:description>
<vstov4:formRegions>
<vstov4:formRegion
name="OutlookAddIn1.FormRegion1">
<vstov4:messageClass name="IPM.Note" />
<vstov4:messageClass name="IPM.Contact" />
<vstov4:messageClass name="IPM.Appointment" />
</vstov4:formRegion>
</vstov4:formRegions>
</vstov4:appAddIn>
</vstov4:customization>