オブジェクトのデータをドキュメントに読み込む
Microsoft Office Word のドキュメント レベルのプロジェクトでは、Windows フォーム プロジェクトと同じ方法でデータ オブジェクトのデータにアクセスできます。 同じツールとコードを使用してオブジェクトからソリューションにデータを読み込むことができ、Windows フォーム コントロールを使用してデータを表示できます。 また、ホスト コントロールを使用してデータを表示することもできます。 ホスト コントロールは、イベントおよびデータ バインディングの機能が強化された Microsoft Office Word のネイティブ オブジェクトです。 詳細については、「ホスト項目とホスト コントロールの概要」を参照してください。
対象: このトピックの情報は、Excel および Word のドキュメントレベルのプロジェクトおよび VSTO アドインのプロジェクトに適用されます。 詳細については、「Office アプリケーションおよびプロジェクトの種類別の使用可能な機能」を参照してください。
ドキュメントにオブジェクトのデータを読み込むには、次の 3 つの基本手順を実行する必要があります。
データにバインドできるドキュメントにコントロールを追加する。
データ オブジェクトをドキュメントに追加する。
データ オブジェクトを BindingSource に接続する。
データ オブジェクトを追加するには
データ オブジェクトを追加するには、[データ ソース] ウィンドウを開き、オブジェクトからデータ ソースを作成します。 詳細については、「新しいデータ ソースの追加」を参照してください。
データ オブジェクトを BindingSource に接続する
ドキュメント レベルのプロジェクトでは、デザイン時にコントロールを文書に追加し、そのコントロールをデータにバインドできます。
VSTO アドイン プロジェクトでは、コントロールを作成して、そのコントロールを実行時にバインドできます。
ドキュメントレベルのプロジェクト
データ オブジェクトを BindingSource に接続するには、次の操作を行います。
[データ ソース] ウィンドウから目的のデータ フィールドを文書にドラッグします これにより、コントロールが自動的に作成されます。
コードで、データ ソースとして選択したオブジェクトの種類のインスタンスを作成します。
このインスタンスを DataSource の BindingSourceプロパティに割り当てます。
アプリケーション レベルのプロジェクト
データ オブジェクトを BindingSource に接続するには、次の操作を行います。
コード中に、データ ソースに関連付けられているオブジェクトの種類のインスタンスを作成します。
BindingSource のインスタンスを作成します。
データ ソースのインスタンスを DataSource の BindingSourceプロパティに割り当てます。
コントロールへのデータ バインディングとしてデータ ソースを追加します。