Outlook ソリューション

Visual Studio には、Microsoft Office Outlook の VSTO アドインを作成するために使用できるプロジェクト テンプレートが用意されています。 VSTO アドインを使用して、Outlook の自動化、Outlook の機能の拡張、または Outlook のユーザー インターフェイス (UI) のカスタマイズが可能です。 VSTO アドインについて詳しくは、「 Architecture of VSTO Add-ins」をご覧ください。

適用対象: このトピックの情報は、Outlook の VSTO アドイン プロジェクトに適用されます。 詳細については、「Office アプリケーションおよびプロジェクトの種類別の使用可能な機能」を参照してください。

Note

複数のプラットフォームで Office エクスペリエンスを拡張するソリューションの開発に関心がありますか。 新しい Office アドイン モデルを確認してください。 Office アドインの占有領域は、VSTO アドインやソリューションと比較して小さく、その作成には、HTML5、JavaScript、CSS3、XML など、ほぼすべての Web プログラミング テクノロジを使用できます。

Outlook VSTO アドイン プロジェクトを作成する

Outlook プロジェクトを作成するには、 [新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスにある [Outlook アドイン] プロジェクト テンプレートを使用します。 このテンプレートには必要なアセンブリ参照とプロジェクト ファイルが含まれています。

VSTO アドイン プロジェクトを作成する方法の詳細については、「方法: Visual Studio で Office プロジェクトを作成する」を参照してください。 これらのプロジェクト テンプレートの詳細については、「Office プロジェクト テンプレートの概要」を参照してください。

Outlook VSTO アドインのプログラミング モデル

Outlook VSTO アドイン プロジェクトを作成すると、 ThisAddInと呼ばれる、ソリューションの基礎となるクラスが Visual Studio によって生成されます。 このクラスは、コードを記述する際の開始点となり、Outlook のオブジェクト モデルを VSTO アドインに公開します。

ThisAddIn クラスと、VSTO アドインで使用できるその他の機能の詳細については、「VSTO アドインのプログラミング」をご覧ください。

Outlook オブジェクト モデルを使用して Outlook を自動化する

Outlook オブジェクト モデルでは、Outlook の自動化に使用できる型が多数公開されています。 それらの型によって、次のような一般的なタスクを実行するコードを作成できます。

  • プログラムで電子メール メッセージを作成し、送信する。

  • 新しい会議出席依頼を送信する。

  • Outlook フォルダー内のアイテムを検索する。

    詳細については、「Outlook オブジェクト モデルの概要」を参照してください。

Outlook アプリケーションのユーザー インターフェイスをカスタマイズする

タスク 詳細情報
Outlook インスペクターのリボンにカスタム タブを追加する。 リボンの概要
Outlook インスペクターの組み込みタブにカスタム グループを追加する。 方法: 組み込みタブをカスタマイズする
Outlook インスペクターに表示されるカスタム作業ウィンドウを追加する。 カスタム作業ウィンドウ
既存の Outlook フォームを拡張または置換するフォーム領域を追加する。 Outlook フォーム領域の作成

Outlook およびその他の Microsoft Office アプリケーションの UI をカスタマイズする方法の詳細については、「Office UI のカスタマイズ」を参照してください。

Title 説明
Outlook オブジェクト モデルの概要 Outlook オブジェクト モデルによって提供されるオブジェクトの概要を説明します。
Outlook フォーム領域の作成 フォーム領域のデザイン、開発、およびデバッグを簡単に実行できる、Visual Studio によって提供されるツールについて説明します。
チュートリアル : 初めての Outlook 用 VSTO アドインを作成する Microsoft Office Outlook 用の VSTO アドインを作成する方法について説明します。
Office 開発における Outlook 2010 この MSDN ライブラリの領域では、Outlook ソリューションの開発に関する記事やリファレンス ドキュメントを参照できます (Visual Studio を使用した Office 開発以外のトピックも含まれています)。