Visual Studio のプロジェクト テンプレートを使用して、ワークフロー、Windows Communication Foundation (WCF) ワークフロー サービス、カスタム アクティビティ、カスタム アクティビティ デザイナーを作成できます。 この記事では、Visual Studio で使用できるプロジェクト テンプレートで、ライブラリとアプリケーションを作成する方法について説明します。
ワークフロー プロジェクトを作成する
Visual Studio には、4 つの異なるワークフロー プロジェクト テンプレートが用意されています。
ワークフロー コンソール アプリ
WCF ワークフロー サービス アプリ
アクティビティ ライブラリ
アクティビティ デザイナー ライブラリ
これらのテンプレートにアクセスするには、最初に Visual Studio の Windows Workflow Foundation コンポーネントをインストールします。 詳細については、「Windows Workflow Foundation をインストールする」を参照してください。
Windows Workflow Foundation コンポーネントをインストールした後、[ファイル]>[新規作成]>[プロジェクト] を選択します。
ワークフロー プロジェクト テンプレート (ワークフロー コンソール アプリケーション テンプレートなど) を検索して選択します。
続けてプロジェクトを作成します。
Note
既存のソリューションに新しいプロジェクトを追加する場合は、Visual Studio でそのソリューションを開き、ソリューション エクスプローラーでソリューションを右クリックして、[追加]>[新しいプロジェクト] を選択します。
ワークフロー コンソール アプリ
ワークフロー コンソール アプリケーション テンプレートを選択すると、Visual Studio によって XAML にワークフロー定義が作成されます。 ワークフロー デザイナーが開き、作成したワークフロー用のキャンバスが表示されます。 ワークフローを作成するには、アクティビティなどのワークフロー項目を [ツールボックス] からデザイン サーフェイスにドラッグします。
WCF ワークフロー サービス アプリ
WCF ワークフロー サービス アプリケーション テンプレートを選択すると、Visual Studio によってサービス定義が XAML として作成されます。 ワークフロー デザイナーのデザイン ビューが開かれ、Receive と SendReply アクティビティのセットを含む Sequence アクティビティが表示されます。
アクティビティ ライブラリ
アクティビティ ライブラリ テンプレートを選択すると、Visual Studio によって XAML でアクティビティ定義が作成されます。 ワークフロー デザイナーが開き、カスタム アクティビティ用のキャンバスが表示されます。 [ツールボックス] のアクティビティをデザイン サーフェイスにドラッグし、カスタム アクティビティに含めます。
Note
カスタム アクティビティの本体に含めることができる子アクティビティは 1 つだけです。 ただし、その子アクティビティは、Sequence アクティビティや Flowchart アクティビティなどの複合アクティビティでもかまいません。
アクティビティ デザイナー ライブラリ
アクティビティ デザイナー ライブラリ テンプレートを選択すると、Visual Studio によって、アクティビティ デザイナー定義が XAML と分離コード実装ファイルで作成されます。 ワークフロー デザイナーが開き、アクティビティ デザイナー用のキャンバスが表示されます。 [ツールボックス] から Windows Presentation Foundation (WPF) コントロールをデザイン サーフェイスにドラッグして、カスタム アクティビティ デザイナーで使用できるようにします。
カスタム アクティビティ デザイナーを実装する方法の例については、「方法: カスタム アクティビティ デザイナーを作成する」を参照してください。
Note
カスタム アクティビティ デザイナーは、カスタム アクティビティと既定の .NET アクティビティに使用できます。