Microsoft-Windows-Embedded-ShellLauncher

シェル ランチャーを使用して、既定の OS シェルをカスタム シェルに置き換えることができます。 コマンド ウィンドウやカスタム専用アプリケーションなど、任意のアプリケーションまたは実行可能ファイルをカスタム シェルとして使用できます。

  • C:\Windows\System32\Eshell.exe を除く任意の実行可能ファイルを既定のシェルとして指定できます。 Eshell.exe を既定のシェルとして使用すると、ユーザーがサインインした後に空白の画面が表示されます。
  • また、ユーザーまたはユーザー グループごとに異なるシェル アプリケーションを起動するようにシェル ランチャーを構成することもできます。
  • シェル ランチャーを使用して、カスタム シェルとして Microsoft Store アプリを起動することはできません。 ただし、アプリケーション ランチャーを使用して、開始時に Microsoft Store アプリを起動することはできます。

シェル ランチャーでは、カスタム シェルを開始する前に Run レジストリ キーと RunOnce レジストリ キーを処理します。そのため、カスタム シェルで他のアプリケーションやサービスが自動的に開始されるように処理する必要はありません。 シェル ランチャーでは、カスタム シェルが終了するときのシステムの動作も処理します。 既定の動作がニーズを満たさない場合は、シェルの終了動作を構成できます。

重要

カスタム シェルは、サインインしているアカウントと同じレベルのユーザー権限で起動されます。 つまり、管理者権限を持つユーザーは、管理者権限で他のアプリケーションを起動するなど管理者権限を必要とするシステム操作を実行できますが、管理者権限を持たないユーザーは実行できません。 シェル アプリケーションが管理者権限と昇格を必要としており、デバイスにユーザー アカウント制御 (UAC) がある場合、シェル ランチャーでシェル アプリケーションを起動するために UAC を無効にする必要があります。

子要素

設定 説明
DefaultReturnCodeAction リターン コードに基づいて実行するアクションを指定します。
Shell 既定のカスタム シェルとして使用するアプリケーションまたは実行可能ファイルを指定します。
UserSettings UserSettings の設定を使用して、特定のユーザーまたはユーザー グループに使用するカスタム シェルと既定のリターン コード アクションを指定します。

既定のシェル設定、DefaultReturnCodeAction および Shell は、シェル ランチャーが有効化されているものの、現在サインインしているユーザーのセキュリティ識別子 (SID) が、カスタム定義されたどのシェル ランチャーの設定にも一致しない場合に使用されます。

UserSettings を使用して、特定のユーザーまたはユーザー グループに使用するカスタム シェルと、既定のリターン コード アクションを指定します。

適用対象

ビルド中のイメージにコンポーネントが当てはまるかどうかを判別するには、イメージを Windows SIM に読み込み、そのコンポーネントまたは設定名を検索します。 コンポーネントと設定を表示する方法の詳細については、「応答ファイルのコンポーネントと設定の構成」を参照してください。