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USB4™ デバイスの接続マネージャー ドライバー トレースの調査

この記事では、USB4 デバイスの接続マネージャー ドライバー トレースをキャプチャして確認する方法について説明します。

ETL ファイルへのトレースのキャプチャ

BusesTrace.cmd スクリプトを使用して、USB4 接続マネージャー ドライバーとその他の USB ドライバーのトレースを ETL ファイルにキャプチャできます。 Windows パフォーマンス アナライザー などの ツールを使用して、これらの ETL ファイル内のトレースを調べることができます。

次の手順では、現在のブート セッションからのトレースをキャプチャします。

  1. 管理者特権での コマンド プロンプトからBusesTrace.cmd スクリプトを起動します。
  2. スクリプト メニュー項目 [トレースの開始][USB4 コンポーネント][今すぐ開始] の順に選択して、トレース セッションを開始します。
  3. <問題を再現します。>
  4. BusesTrace.cmd スクリプト プロンプトに 従って、任意のキーを押してトレース セッションを停止します。

次の手順では、次のブート セッションの開始時からのトレースをキャプチャします。

  1. 管理者特権での コマンド プロンプトからBusesTrace.cmd スクリプトを起動します。
  2. スクリプト メニュー項目 [トレースの開始]、 [USB4 コンポーネント]次のブート セッション から開始] を選択して、次のブート セッションのトレース セッションを構成します。
  3. システムを再起動します。 トレース セッションは再起動後に開始されます。
  4. <問題を再現します。>
  5. コマンド プロンプトからBusesTrace.cmd スクリプトを起動します。
  6. スクリプト メニュー項目 Stop Boot Session Trace を選択してブート トレース セッションを停止し、次のブート セッションのブート トレース セッション構成を削除します。

IFR 循環メモリ バッファー内のトレースを調べる

USB4接続マネージャー ドライバーは、Inflight Trace Recorder (IFR) を実装します。 これにより、WPP トレース メッセージを循環メモリ バッファーに書き込み、常に有効にすることができます。 トレース セッションを事前に有効にする必要はありません。 IFR からのトレース メッセージは、カーネル デバッガーまたはカーネル メモリ ダンプからアクセスできます。

カーネル デバッガー コマンドを使用して、トレースを確認します。

!rcdrkd.rcdrlogdump Usb4HostRouter.sys
!rcdrkd.rcdrlogdump Usb4DeviceRouter.sys