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UAA クラス ドライバー

Windows Vista では、内部バス (PCI) または外部バス (IEEE 1394 または USB) に接続するオーディオ デバイス用の UAA クラス ドライバーが Microsoft に用意されています。 特定のバスの UAA クラス ドライバーでサポートされるには、デバイスがそのバスの UAA ハードウェア仕様に準拠している必要があります。 内部バス上のデバイスの場合、UAA ハードウェア要件ドキュメントでは次のことが指定されています:

外部バス上の UAA デバイスの要件または UAA クラス ドライバーの詳細については、ユニバーサル オーディオ アーキテクチャのホワイト ペーパーを参照してください。

この説明の残りの部分では、内部バスに接続し、HD オーディオ ハードウェア レジスタを実装し、UAA 準拠の HD オーディオ コーデックを制御するオーディオ デバイスを制御する UAA クラス ドライバーのバージョンのみについて説明します。 このクラス ドライバーは、HD オーディオ バス ドライバーの子であり、バス ドライバーのベースライン HD オーディオ DDI を使用して UAA 準拠のハードウェアをプログラムします。

HD オーディオ コーデックの UAA クラス ドライバー:

  • オーディオコーデック用のデバイスインターフェイスをシステムに提供します。

  • HD オーディオ リンクに存在するコーデックのデジタル オーディオ コンバーター、オーディオ - デジタル コンバーター、およびジャック プレゼンス検出ピンに関する情報を収集します。

  • 起動時にサードパーティのコマンドでオーディオコーデックを初期化します。

  • オーディオ コーデックのオーディオ プロパティを取得および設定します。

  • ストリーミング インターフェイスを提供します (ストリームの循環バッファーをユーザー モードにマッピングし、コーデックと DMA エンジンを設定し、リンク位置などのプロパティを処理します)。

  • オーディオコーデックの電源管理を処理します。

このクラス ドライバーでは、次のものは提供されません:

  • コーデックでオーディオエフェクトノードを動的にプログラミングする方法。

  • 二つ以上のコーデック間で機能を組み合わせて、集約されたオーディオ デバイスまたはモデム デバイスを形成すること。

  • ウィジェットの汎用 I/O (GPIO) ピンの処理 (UAA ハードウェア要件ドキュメントで明示的に定義されていない限り)。

  • コーデックをプログラミングしたり、ソフトウェア効果を提供したりするためのサードパーティコードのプラグインモデル。