WIA_PROPERTY_CONTEXT 構造体 (wiamindr_lh.h)

[アーティクル]
02/27/2024

WIA_PROPERTY_CONTEXT構造体には、プロパティ識別子とそのコンテキストが格納されます。

構文

typedef struct _WIA_PROPERTY_CONTEXT {
  ULONG  cProps;
  PROPID *pProps;
  BOOL   *pChanged;
} WIA_PROPERTY_CONTEXT, *PWIA_PROPERTY_CONTEXT;

メンバー

cProps

この構造体に格納されているプロパティ識別子の数を指定します。

pProps

書き込まれるプロパティを示すプロパティ識別子の配列です。

pChanged

どのプロパティが変更されているかを示すブール値の配列です。この配列のメンバーは、対応するプロパティが変更されている場合は TRUE 、対応するプロパティが変更されていない場合は FALSE です。つまり、 pChanged[n] が TRUE の場合、 pProps[n] は変更され、 pChanged[n] が FALSE の場合、 pProps[n] は変更されません。

注釈

ブール値は、対応するプロパティが IPropertyStorage::WriteMultiple を呼び出すアプリケーションによって書き込まれる (変更される) かどうかを示します。

いくつかの WIA サービスライブラリ関数は、WIA_PROPERTY_CONTEXT構造体を使用します。 wiasCreatePropContext 関数と wiasFreePropContext 関数は、プロパティコンテキストが作成または解放されるときに使用されます。 wiasIsPropChanged と wiasSetPropChanged では、この構造体を使用して、プロパティが変更されたかどうかを判断し、プロパティが変更されたときにプロパティコンテキストを変更します。 wiasGetChangedValueXxx 関数は、この構造体を使用して、特定の型のプロパティが変更されたかどうかを判断します。 wiasUpdateValidFormat と wiasUpdateScanRect は、それぞれプロパティコンテキストを更新し、スキャンデバイスのスキャン領域のサイズを更新するために使用します。