次の方法で共有


HDAUDIO_BUFFER_DESCRIPTOR構造体 (hdaudio.h)

HDAUDIO_BUFFER_DESCRIPTOR構造体は、バッファー記述子を指定します。これはバッファー記述子リスト (BDL) のエントリです。

構文

typedef struct _HDAUDIO_BUFFER_DESCRIPTOR {
  PHYSICAL_ADDRESS Address;
  ULONG            Length;
  ULONG            InterruptOnCompletion;
} HDAUDIO_BUFFER_DESCRIPTOR, *PHDAUDIO_BUFFER_DESCRIPTOR;

メンバー

Address

バッファーの物理的に連続したフラグメントの開始アドレスを指定します。 32 ビット アドレスの場合は、アドレスを右揃えにし、メンバーの 32 個の最上位ビット (MSP) を 0 にする必要があります。

Length

バッファー フラグメントのサイズをバイト単位で指定します。

InterruptOnCompletion

バッファー フラグメントの転送を完了する際に DMA エンジンが割り込みを生成するかどうかを指定します。 値 1 を指定すると、割り込みが有効になります。 値が 0 の場合、無効になります。

注釈

BDL は、HDAUDIO_BUFFER_DESCRIPTOR構造体の配列です。 各構造体は、バッファーの物理的に連続するフラグメントを指定します。 BDL は、バッファーを構成するすべてのフラグメントを指定します。

Address メンバーには、バッファー フラグメントの先頭の物理メモリ アドレスが含まれています。 Length メンバーは、フラグメントに含まれる物理的に連続するメモリのバイト数を指定します。

バッファー フラグメント間の DMA 転送中に InterruptOnCompletion ビットが設定されている場合、DMA エンジンは転送の完了時に割り込みを生成します。

この構造体は、 AllocateContiguousDmaBuffer および SetupDmaEngineWithBdl ルーチンによって使用されます。

BDLs の詳細については、Intel HD Audio Web サイトの「Intel High Definition Audio Specification」を参照してください。

要件

要件
Header hdaudio.h (Hdaudio.h を含む)

こちらもご覧ください

AllocateContiguousDmaBuffer

SetupDmaEngineWithBdl