IoSetFileOrigin 関数 (ntddk.h)
IoSetFileOrigin ルーチンは、指定されたファイル オブジェクトがリモート作成要求用であるかどうかを指定します。
構文
NTSTATUS IoSetFileOrigin(
[in] PFILE_OBJECT FileObject,
[in] BOOLEAN Remote
);
パラメーター
[in] FileObject
ファイル オブジェクトへのポインター。
[in] Remote
ファイル オブジェクトのFO_REMOTE_ORIGIN フラグを設定するには TRUE 、 クリアするには FALSE に設定します。
戻り値
ファイル オブジェクトのFO_REMOTE_ORIGIN フラグが Remote パラメーターで指定されているとおりにまだ設定 (またはクリア) されていない場合、 IoSetFileOrigin はフラグを適切に設定またはクリアし、STATUS_SUCCESSを返します。
指定したフラグが既に設定 (またはクリア) されている場合、 IoSetFileOrigin はSTATUS_INVALID_PARAMETER_MIXを返し、フラグを設定またはクリアしません。
注釈
ネットワーク ファイル システムは IoSetFileOrigin を呼び出して、 FileObject が指すファイル オブジェクトのFO_REMOTE_ORIGIN フラグを設定またはクリアします。 このフラグは、リモート作成要求を満たすためにファイル オブジェクトが作成されたことを示すために設定されます。
ネットワーク ファイル システムは、ネットワーク クライアントからの作成要求を満たすために作成されたファイル オブジェクトに対して、サーバー内の IoSetFileOrigin を呼び出す必要があります。
ファイル システム フィルター ドライバーは 、IoSetFileOrigin を呼び出さないでください。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | このルーチンは、Microsoft Windows XP 以降で使用できます。 |
対象プラットフォーム | ユニバーサル |
Header | ntddk.h (Ntddk.h、Ntifs.h、Fltkernel.h を含む) |
Library | NtosKrnl.lib |
[DLL] | NtosKrnl.exe |
IRQL | 任意のレベル |