RtlParent マクロ (ntddk.h)

RtlParent ルーチンは、スプレイ リンク ツリー内の指定されたノードの親へのポインターを返します。

構文

void RtlParent(
  [in]  Links
);

パラメーター

[in] Links

ノードへのポインター。 ノードは RtlInitializeSplayLinks を呼び出して初期化されている必要があります。

戻り値

なし

解説

RtlParent は Links でノードの親へのポインターを返します。指定されたノードがツリーのルート ノードである場合は Links ポインターを返します。

RtlParent は、 RtlLeftChildRtlRightChild と組み合わせて繰り返し呼び出して、スプレイ リンク ツリーをウォークできます。

Rtl スプレイ リンク ルーチンの呼び出し元は、スプレイ リンク ツリーへのアクセスを同期する役割を担います。 高速ミューテックスは、この目的で使用する最も効率的な同期メカニズムです。

ツリーが非ページの場合、 RtlParent の呼び出し元は IRQL <= DISPATCH_LEVELで実行されている必要があります。 通常、呼び出し元は IRQL PASSIVE_LEVELで実行されています。

要件

要件
対象プラットフォーム デスクトップ
Header ntddk.h (Ntddk.h、Ntifs.h を含む)
IRQL 「解説」を参照してください。

こちらもご覧ください

RtlInitializeSplayLinks

RtlInsertAsLeftChild

RtlInsertAsRightChild

RtlIsRoot

RtlLeftChild

RtlRightChild