RtlRealPredecessor 関数 (ntddk.h)

RtlRealPredecessor ルーチンは、splay リンク ツリー内の指定されたノードの先行ノードへのポインターを返します。

構文

NTSYSAPI PRTL_SPLAY_LINKS RtlRealPredecessor(
  [in] PRTL_SPLAY_LINKS Links
);

パラメーター

[in] Links

ノードへのポインター。 ノードは 、RtlInitializeSplayLinks を呼び出して初期化されている必要があります。

戻り値

RtlRealPredecessor、リンクにあるノードの先行ノードへのポインターを返します。先行ノードがない場合は NULL を 返します。

注釈

特定のノードの先行ノードは、次のように決定されます。

  • 指定されたノードに左のサブツリーがある場合、 Links にあるノードの左側のサブツリーの右端のノードが先行ノードになります。 RtlSubtreePredecessor は、この場合と同じ結果を返します。
  • それ以外の場合、指定されたノードが右サブツリーの子孫である最も近い先祖ノードが先行ノードです。
Rtl スプレイ リンク ルーチンの呼び出し元は、splay リンク ツリーへのアクセスを同期する役割を担います。 高速ミューテックスは、この目的で使用する最も効率的な同期メカニズムです。

ツリーが非ページの場合、 RtlRealPredecessor の呼び出し元は IRQL <= DISPATCH_LEVELで実行されている必要があります。 通常、呼び出し元は IRQL PASSIVE_LEVELで実行されます。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント このルーチンは、Microsoft Windows 2000 以降で使用できます。
対象プラットフォーム ユニバーサル
Header ntddk.h (Ntddk.h、Ntifs.h を含む)
Library NtosKrnl.lib
[DLL] NtosKrnl.exe
IRQL 「解説」を参照してください。

こちらもご覧ください

RtlRealSuccessor

RtlSplay

RtlSubtreePredecessor