VhfReadReportSubmit 関数 (vhf.h)

HID ソース ドライバーは、このメソッドを呼び出して、HID 読み取り (入力) レポートを Virtual HID Framework (VHF) に送信します。

構文

NTSTATUS VhfReadReportSubmit(
  [in] VHFHANDLE        VhfHandle,
  [in] PHID_XFER_PACKET HidTransferPacket
);

パラメーター

[in] VhfHandle

VhfCreate の前回の呼び出しで HID ソース ドライバーが受信した仮想 HID デバイスへのハンドル。

[in] HidTransferPacket

HID レポートを記述 するHID_XFER_PACKET 構造体へのポインター。

戻り値

VhfReadReportSubmit 呼び出しが成功した場合、メソッドは STATUS_SUCCESSを返します。 それ以外の場合は、適切な NTSTATUS 値。

注釈

HID ソース ドライバーは、バッファリング ポリシーを実装するか、Virtual HID Framework (VHF) でバッファリングを処理することを選択できます。

ドライバーが独自のバッファリング ポリシーを使用する場合は、VhfCreate の呼び出しに EvtVhfReadyForNextReadReport コールバック関数を実装して登録する必要があります。 VHF が EvtVhfReadyForNextReadReport を呼び出した後に、VhfReadReportSubmit を 1 回だけ呼び出す必要があります。 コールバックが呼び出されると、ドライバーは HidTransferPacket が指す転送バッファーを再利用できます。 ドライバーは、このメソッドを再度呼び出す前に、VHF が EvtVhfReadyForNextReadReport を次回呼び出すのを待つ必要があります。

HID ソース ドライバーが EvtVhfReadyForNextReadReport コールバックを実装していない場合、このメソッドの呼び出しに制限はありません。 VHF では、既定のバッファリング ポリシーが使用されます。 ドライバーは、呼び出しが返された後、転送バッファーを再利用できます。

要件

要件
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー vhf.h
Library VhfKm.lib
IRQL <= DISPATCH_LEVEL

こちらもご覧ください

仮想 HID フレームワーク (VHF) を使って HID ソース ドライバーを作成する