VideoPortInt10 関数 (video.h)

VideoPortInt10 関数は、ビデオ モードの設定など、MS-DOS INT10 操作と同等の操作を実行します。 VideoPortInt10 は 、デバイス上で BIOS ROM コードを実行します。

構文

VIDEOPORT_DEPRECATED VIDEOPORT_API VP_STATUS VideoPortInt10(
  PVOID                     HwDeviceExtension,
  PVIDEO_X86_BIOS_ARGUMENTS BiosArguments
);

パラメーター

HwDeviceExtension

ミニポート ドライバーのデバイス拡張機能へのポインター。

BiosArguments

BIOS 呼び出しを行う前に設定する必要がある x86 レジスタの値を含む構造体へのポインター。 ミニポート ドライバーは、未使用のレジスタを 0 に設定する必要があります。 VIDEO_x86_BIOS_ARGUMENTS構造体で設定されたすべての値は、即時値として解釈されます。

戻り値

VideoPortInt10 は、 指定された BIOS INT10 ルーチンを正常に呼び出した場合、NO_ERRORを返します。それ以外の場合は、エラー状態を返します。

注釈

一般に、x86 ベースのマシンで全画面表示 MS-DOS アプリケーションをサポートする VGA 互換ミニポート ドライバーは、 VideoPortInt10 を呼び出します。 このようなドライバーの HwVidFindAdapter 関数は、VIDEO_PORT_CONFIG_INFO構造体の範囲に対して VdmPhysicalVideoMemoryAddressVdmPhysicalVideoMemoryLength を設定する必要があります。

ただし、他のビデオ ミニポート ドライバーもこの関数を呼び出すことができます。

VideoPortInt10 はBiosArgument パラメーター値を即時値として解釈するため、呼び出し元は、この関数を使用してメモリ バッファーにデータを渡したり、メモリ バッファーからデータを取得したりすることはできません。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 以降のバージョンの Windows オペレーティング システムで使用できます。
対象プラットフォーム デスクトップ
Header video.h (Video.h を含む)
Library Videoprt.lib
[DLL] Videoprt.sys
IRQL PASSIVE_LEVEL

こちらもご覧ください

HwVidFindAdapter

VIDEO_PORT_CONFIG_INFO

VIDEO_x86_BIOS_ARGUMENTS

VideoPortGetDeviceBase