ExGetPreviousMode 関数 (wdm.h)
ExGetPreviousMode ルーチンは、現在のスレッドの前のプロセッサ モードを返します。
構文
KPROCESSOR_MODE ExGetPreviousMode();
戻り値
ExGetPreviousMode は、KernelMode または UserMode のいずれかのKPROCESSOR_MODE値を返します。 この値は、現在のスレッドの以前のプロセッサ モードを指定します。
注釈
I/O 要求がユーザー モードまたはカーネル モードで発生し、呼び出し元が I/O に使用されるデータ構造へのポインターを渡す場合、ドライバーは呼び出し元のポインターがユーザー モードまたはカーネル モードで有効かどうかを判断できる必要があります。
ドライバーが通常の IRP ベースの I/O ディスパッチ メソッドを使用して I/O 要求を処理している場合は、IRP ヘッダーの RequestorMode パラメーターをチェックすることで、以前のプロセッサ モードを決定できます。 ( RequestorMode パラメーターは I/O マネージャーによって設定されます)。
または、 ExGetPreviousMode を 使用して、前のプロセッサ モードを決定することもできます。 このルーチンは、高速 I/O を使用するファイル ドライバーなど、前のモード パラメーターが使用できない場合に特に便利です。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 以降で使用できます。 |
対象プラットフォーム | ユニバーサル |
Header | wdm.h (Wdm.h、Ntddk.h、Ntifs.h を含む) |
Library | NtosKrnl.lib |
[DLL] | NtosKrnl.exe |
IRQL | <= DISPATCH_LEVEL |