ControlPrintProcessor 関数 (winsplp.h)

印刷プロセッサの ControlPrintProcessor 関数を使用すると、スプーラーは印刷ジョブを制御できます。

構文

BOOL ControlPrintProcessor(
  [in] HANDLE hPrintProcessor,
  [in] DWORD  Command
);

パラメーター

[in] hPrintProcessor

呼び出し元から提供される印刷プロセッサ ハンドル。 これは、 OpenPrintProcessor の以前の呼び出しによって返されたハンドルです。

[in] Command

実行する操作の種類を示す呼び出し元指定のコマンド。 次のコマンドが有効です。

コマンド 定義
JOB_CONTROL_CANCEL 関数は、現在の印刷ジョブを取り消す必要があります。
JOB_CONTROL_PAUSE 関数は、現在の印刷ジョブを一時停止する必要があります。
JOB_CONTROL_RESUME 関数は、現在の印刷ジョブを再開する必要があります。

戻り値

操作が成功した場合、関数は TRUE を返す必要があります。 操作が失敗した場合、関数は SetLastError を呼び出してエラー コードを設定し、 FALSE を返す必要があります。

注釈

ControlPrintProcessor 関数をエクスポートするには、印刷プロセッサが必要です。 スプーラーは、Microsoft Windows SDKドキュメントで説明されている SetJob 関数をアプリケーションが呼び出すときに関数を呼び出します。

Command で受け取った値に基づいて、関数は現在のジョブを一時停止、再開、または取り消す必要があります。 ControlPrintProcessor 関数は、印刷プロセッサの PrintDocumentOnPrintProcessor 関数の実行中に非同期的に呼び出すことができます。 そのため、ジョブを一時停止するように内部定義のイベント オブジェクトを設定し、ジョブが再開されたときにイベント オブジェクトをリセットするなど、何らかの同期手法を使用する必要があります。 ControlPrintProcessor 関数は、イベント オブジェクトの設定またはリセット後にすばやく戻ることができ、PrintDocumentOnPrintProcessor はイベントが適切な状態になるまで待機できます。

要件

要件
対象プラットフォーム デスクトップ
Header winsplp.h (Winsplp.h を含む)
Library Nwprint.lib

こちらもご覧ください

OpenPrintProcessor

PrintDocumentOnPrintProcessor