WSK_SOCKET 構造体 (wsk.h)
WSK_SOCKET構造体は、ソケットのソケット オブジェクトを定義します。
構文
typedef struct _WSK_SOCKET {
const VOID *Dispatch;
} WSK_SOCKET, *PWSK_SOCKET;
メンバー
Dispatch
定数プロバイダー ディスパッチ構造体へのポインター。 この構造体は、ソケットの関数へのポインターを含むディスパッチ テーブルです。 ソケットの WSK ソケット カテゴリ に応じて、このポインターは次のいずれかの構造体へのポインターです。
ソケット カテゴリ | ディスパッチ テーブルの構造 |
---|---|
基本ソケット | WSK_PROVIDER_BASIC_DISPATCH |
リッスンしているソケット | WSK_PROVIDER_LISTEN_DISPATCH |
データグラム ソケット | WSK_PROVIDER_DATAGRAM_DISPATCH |
接続指向ソケット | WSK_PROVIDER_CONNECTION_DISPATCH |
Stream ソケット | WSK_PROVIDER_STREAM_DISPATCH |
注釈
WSK サブシステムは、新しいソケットが作成されるたびに、WSK_SOCKET構造体を割り当てて入力します。 WSK アプリケーションは、次のいずれかの方法で、WSK サブシステムからソケットのWSK_SOCKET構造体へのポインターを受け取ります。
- WSK アプリケーションは WskSocket 関数を呼び出してソケットを作成します。
- WSK アプリケーションは WskSocketConnect 関数を呼び出して、接続指向ソケットを作成、バインド、接続します。
- WSK アプリケーションは 、WskAccept 関数を呼び出して、リッスンしているソケットで受信接続指向ソケットを受け入れます。
- WSK サブシステムは、WSK アプリケーションの WskAcceptEvent イベント コールバック関数を呼び出して、受信接続指向ソケットがリッスン ソケットで受け入れられたことを WSK アプリケーションに通知します。
WSK アプリケーションが WskCloseSocket 関数を呼び出してソケットを閉じると、WSK サブシステムは WSK_SOCKET 構造体のメモリを解放します。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows Vista 以降のバージョンの Windows オペレーティング システムで使用できます。 |
Header | wsk.h (Wsk.h を含む) |