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自動メモリ ダンプ

自動メモリ ダンプには、カーネル メモリ ダンプと同じ情報が含まれています。 この 2 つの違いはダンプ ファイル自体ではなく、Windows がシステム ページング ファイルのサイズを設定する方法です。

システム ページング ファイルのサイズが、System managed size に設定されており、かつカーネル モードのクラッシュ ダンプが、Automatic Memory Dump に設定されている場合、Windows はページング ファイルのサイズを RAM のサイズより小さく設定できます。 この場合、Windows では、ほとんどの場合にカーネル メモリ ダンプを確実にキャプチャできるように、ページング ファイルのサイズを十分な大きさに設定します。

コンピューターがクラッシュし、ページング ファイルがカーネル メモリ ダンプをキャプチャするのに十分な大きさでない場合、Windows はページング ファイルのサイズを少なくとも RAM のサイズに増やします。 このイベントの時刻は、レジストリに記録されます。

HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\CrashControl\LastCrashTime

ページング ファイルのサイズの増加は 4 週間維持され、小さいサイズに戻ります。 4 週間前に小さいページング ファイルに戻る場合は、レジストリ エントリを削除できます。

ページング ファイルの設定を表示するには、[ コントロール パネル] > [システムとセキュリティ] > [システム] > [システムの詳細設定] に移動します。 [ パフォーマンス] で [ 設定] を選択します。 [ 詳細設定 ] タブの [ 仮想メモリ] で、[ 変更] を選択します。 [仮想メモリ] ダイアログ ボックスで、ページング ファイルの設定を確認できます。

Windows 設定の [仮想メモリ] ダイアログ ボックスのスクリーンショット。

自動メモリ ダンプ ファイルは、既定で %SystemRoot%\Memory.dmp に書き込まれます。

自動メモリ ダンプは、Windows 8 以降で使用できます。

手記 自動メモリ ダンプのデバッグ時にページのエラー メッセージが表示されないようにするには、 .ignore_missing_pages コマンドを使用します。

関連項目

さまざまなカーネルモード ダンプ ファイル

Kernel-Mode ダンプ ファイル

Kernel-Mode ダンプ ファイルの作成