詳細なメモリ ダンプ

完全メモリ ダンプは、最大のカーネル モード ダンプ ファイルです。 このファイルには、Windows で使用されるすべての物理メモリが含まれます。 完全なメモリ ダンプには、既定では、プラットフォーム ファームウェアで使用される物理メモリは含まれません。

Windows 8以降では、メモリ ダンプの完了中に呼び出される BugCheckAddPagesCallback ルーチンを登録できます。 BugCheckAddPagesCallback ルーチンでは、ダンプ ファイルに追加するドライバー固有のデータを指定できます。 たとえば、この追加データには、仮想メモリ内のシステム アドレス範囲にマップされていないが、ドライバーのデバッグに役立つ情報を含む物理ページを含めることができます。 BugCheckAddPagesCallback ルーチンは、マップされていない、または仮想メモリ内のユーザー モード アドレスにマップされているドライバー所有の物理ページをダンプ ファイルに追加する場合があります。

このダンプ ファイルには、メイン システム メモリと同じ大きさのブート ドライブ上のページファイルが必要です。サイズが RAM 全体と 1 メガバイトに等しいファイルを保持できる必要があります。

完全メモリ ダンプ ファイルは、既定で %SystemRoot%\Memory.dmp に書き込まれます。

2 つ目のバグ チェックが発生し、別の完全メモリ ダンプ (またはカーネル メモリ ダンプ) が作成されると、前のファイルが上書きされます。

関連項目

さまざまなカーネルモード ダンプ ファイル