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.quit_lock (誤った終了を防ぐ)

.quit_lock コマンドでは、デバッグ セッションを誤って終了する状況を回避するためのパスワードを設定します。

.quit_lock /s NewPassword 
.quit_lock /q Password 
.quit_lock 

パラメーター

/秒 **** NewPassword
デバッグ セッションの終了を回避し、NewPassword を保存します。 これと同じパスワードを指定して .quit_lock /q コマンドを使用するまで、デバッガー セッションを終了できません。 NewPassword には、任意の文字列を指定できます。 NewPassword に指定する文字列にスペースが含まれている場合は、文字列を引用符で囲む必要があります。

/q **** パスワード
デバッグ セッションの終了を可能にします。 Password は、.quit_lock /s コマンドで設定したパスワードと一致する必要があります。

Environment

項目 説明
モード ユーザー モード、カーネル モード
対象 ライブ、クラッシュ ダンプ
プラットフォーム すべて

解説

パラメーターを指定しなかった場合、.quit_lock では、パスワードのフル テキストを含む現在のロック状態が表示されます。

.quit_lock /s コマンドを繰り返すことで、既存のパスワードを変更することもできます。

.quit_lock /q を使用すると、ロックが解除されます。 このコマンドを実行しても、デバッガーは終了しません。 このコマンドを実行した場合は、必要な場合にのみ通常の方法でセッションを終了できます。

注: パスワードは "秘密" ではありません。 デバッグ セッションに接続しているリモート ユーザーであれば、.quit_lock を使用してパスワードを決定できます。 このコマンドの目的は、q (Quit) コマンドが誤って使用される状況を回避するすることです。 このコマンドは、デバッグ セッションの再開が難しい場合 (リモート デバッグ中など) に特に便利です。

.quit_lock /s コマンドをセキュア モードで使用することはできません。 セキュア モードが有効化される前にこのコマンドを使用した場合、パスワードによる保護は維持されますが、パスワードを変更または削除することはできません。