ドライバー開発ツール

目的

Windows Driver Kit (WDK) は、ドライバーの開発、分析、ビルド、インストール、テストに使用できる一連のツールを提供します。 WDK には、開発プロセスでのドライバー コードのエラーの検出、分析、修正のために設計された強力な検証ツールが含まれています。 これらのツールの多くは、開発プロセスのかなり初期に使用でき、非常に重要な役割を果たし、時間と労力を大幅に節約します。

概要

Windows Driver Kit (WDK) は Microsoft Visual Studio 2015 と完全に統合されています。 WDK は、Visual Studio プロジェクトをビルドする場合と同じコンパイラとビルド ツールを使うようになりました。 コード分析と検証のツールを簡単に構成し、Visual Studio 開発環境から起動できるようになったため、開発サイクルの初期にドライバー ソースの問題を見つけて修正することができます。

WDK は、リモート テスト システム上でドライバーを自動的にビルド、展開、テストするために使用できる、高度なドライバー テスト フレームワークと、デバイスの基本的なテストを提供します。 WDK は、ドライバーのテストとデバッグをこれまでより便利で効率的にするツールを提供しています。

ドライバー開発ツールのドキュメント

このセクションでは、開発時に役立つツールと手法について説明します。

INF ファイル用ツール

ドライバーのテストとデバッグ用のブート オプション変更ツール

ドライバーのテスト用ツール

ドライバーの検証用ツール

ソフトウェア トレース用ツール

その他のドライバー ツール

リソース

ユニバーサル Windows ドライバーの概要

ユニバーサル Windows ドライバーを使うと、組み込みシステムからタブレットやデスクトップ PC まで、複数の種類のデバイスで動作する 1 つのドライバーを作成できます。 ハードウェア開発者は、フォーム ファクターが違っても、既存のコンポーネントとデバイス ドライバーを使用することができます。

WDK 8.1 プロジェクトから WDK 10 への変換

WDK 8 や Windows Driver Kit (WDK) 8.1 を使って作成したプロジェクトやソリューションを、Windows Driver Kit (WDK) 10 と Visual Studio 2015 で動作するように変換できます。 プロジェクトやソリューションを開く前に、ProjectUpgradeTool を実行してください。 ProjectUpgradeTool はプロジェクトとソリューションを変換し、WDK for Windows 10 を使って構築できるようにします。

ユニバーサル Windows ドライバーの検証

ApiValidator.exe ツールを使用すると、ドライバーが呼び出す API がユニバーサル Windows ドライバーに対して有効であることを確認できます。 ユニバーサル Windows ドライバーにとって有効な API セットの外部にある API をドライバーが呼び出すと、エラーが返されます。 このツールは、WDK for Windows 10 の一部です。

WDK と Visual Studio のビルド環境

ドライバー開発者向けの WDK と Visual Studio ビルド環境の使用に関する詳細情報とヒントは以下で確認できます。

ドライバーの開発、テスト、および展開

Visual Studio 開発環境でのドライバーの構築、検証ツールの使用、テストに特化した情報を確認できます。