静的ドライバー検証ツールのトラブルシューティングに関する推奨事項

ドライバーのソース コードで静的ドライバー検証ツール (SDV) を実行し、SDV レポートのタイムアウト、ギブアップ、またはスペースアウトを実行する場合は、次の操作を試してください。

  • 次の推奨事項では、SDV 構成設定を変更する必要があります。 構成設定は、静的ドライバー Verfier の [構成] タブの [リソース] または [静的ドライバー検証ツールのオプション ファイル] Sdv-defaults.xmlで直接設定できます。 既定のオプション ファイルはドライバー モデルに固有であり、モデルが WDM、WDF、NDIS、または Storport の場合、 \tools\sdv\data\model\ ディレクトリにあります。
    1. コンピューターにマルチコア プロセッサがある場合は、検証中に使用されるスレッドの数を 1 に減らします。 [構成] タブの [リソース] グループで、ドロップダウン リストから 1 を選択します。 SDV の既定値ファイルで、SDV_SlamConfig_NumberOfTheadsの値を 1 に変更します。
    2. SDV がタイムアウトを報告する場合は、タイムアウト制限を増やします。 この値は、SDV がルールの検証に費やす時間を制限します。 既定値は 50 分 (3000 秒) です。 [構成 ] タブの [リソース]グループで、[ 最大時間(分)] を変更して設定を調整できます。 オプション ファイルでは、SDV_SlamConfig_Timeout値を変更できます。 最大値は 10 (秒) で、最小値は 86400 (秒) です。 たとえば、SDV_SlamConfig_Timeoutの値を 2 倍の 6000 にできます。
  • これらの提案のいずれも問題の解決に役立たなかった場合は、それらをすべて適用してみてください。

注: これらの手法を使用すると、実行の実際の期間が長くなりますが、SDV がジョブを完了しやすくなり、有益な結果 (Pass または Defect) も得やすくなります。