Share via


HID アプリケーション プログラミング インターフェイス (API)

HID API には、デバイスの検出とセットアップ、データ移動、レポートの作成/解釈の 3 つのカテゴリがあります。

デバイスの検出とセットアップ

次の HID API は、HID デバイスのプロパティを識別し、そのデバイスとの通信を確立するために使用されます。 アプリケーションでは、これらの API を使用して最上位レベルのコレクションを識別します。

データ移動

次の HID API は、アプリケーションと選択したデバイスの間でデータを移動するために使用されます。

レポートの作成と解釈

カスタム ハードウェアの開発者が、デバイスによって発行される各レポートのサイズと形式を把握している場合、 アプリケーションは、入力と出力のレポート バッファーを構造体にキャストし、そのデータを使用できます。

ただし、一般的な機能を公開するすべてのデバイス (再生ボタンが押されたときに検出する必要がある音楽アプリケーションなど) と通信することを目的とした HID アプリケーションの開発者は、HID レポートのサイズと形式を把握していない可能性があります。 このようなカテゴリのアプリケーションは、特定の最上位レベルのコレクションと特定の使用法を認識します。

デバイスから受信したレポートを解釈したり、送信するレポートを作成したりする場合、アプリケーションはレポート記述子を利用して、特定の使用法がレポート内に存在するかどうか (どこに存在するのか)、およびレポート内の値の単位を判断する必要があります。 このような場合は、HID 解析が必要です。 Windows には、ドライバーとアプリケーションが API (HidP_*) を介して使用するための HID パーサーが用意されています。このパーサーを使用すると、デバイスでサポートされている使用法の種類の検出、レポートでの使用法の状態の特定、またはデバイスでの使用法の状態を変更するレポートの作成を行うことができます。

HID パーサー API は、次のとおりです。