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ミニフィルター ドライバーでの I/O 操作のフィルタリング

次の一覧では、ファイル システム ミニフィルター ドライバーで特定の種類の I/O 操作をフィルター処理するためのいくつかのガイドラインについて説明します。

  • IRP_MJ_CREATE の操作前コールバック ルーチンは、ファイル、ストリーム、ストリーム ハンドルのコンテキストをクエリおよび設定できません。これは、作成前の時点では、作成されるファイルまたはストリーム (ある場合) がまだ決定されていないためです。

  • IRP_MJ_CLOSE の操作後コールバック ルーチンは、ファイル、ストリーム、ストリーム ハンドルのコンテキストを設定およびクエリできません。これは、これらの項目が関連付けられているシステムの内部構造体が、クローズ後ルーチンが呼び出される前に解放されるためです。

  • ミニフィルター ドライバーは、IRP_MJ_CLEANUP 操作または IRP_MJ_CLOSE 操作を失敗することはできません。 これらの操作は、保留にする、フィルター マネージャーに返す、または STATUS_SUCCESS で完了することができます。 ただし、操作前コールバック ルーチンでは、これらの操作を失敗することはできません。

  • ミニフィルター ドライバーは、IRP_MJ_SHUTDOWN の操作後コールバック ルーチンを登録できません。