FSCTL_GET_REPARSE_POINT 制御コード

FSCTL_GET_REPARSE_POINT 制御コードは、指定したファイルまたはディレクトリに関連付けられている再解析ポイントデータを取得します。

この操作を実行するには、次のパラメーターを指定して FltFsControlFile または ZwFsControlFile を呼び出します。

再解析ポイントと FSCTL_GET_REPARSE_POINT 制御コードの詳細については、Microsoft Windows SDK のドキュメントを参照してください。

パラメーター

FileObject [in]: FltFsControlFile のみ。再解析ポイントデータの取得元となるファイルまたはディレクトリのファイルオブジェクトポインター。このパラメーターは必須であり、NULL にすることはできません。
FileHandle [in]: ZwFsControlFile のみ。再解析ポイントデータの取得元となるファイルまたはディレクトリのファイルハンドル。このパラメーターは必須であり、NULL にすることはできません。
FsControlCode [in]: 操作の制御コード。この操作には FSCTL_GET_REPARSE_POINT を使用します。
InputBuffer [in]: この操作では使用されません。NULL に設定します。
InputBufferLength [in]: この操作では使用されません。0 に設定します。
OutputBuffer [out]: 再解析ポイントデータを受け取る、呼び出し元によって割り当てられた REPARSE_GUID_DATA_BUFFER または REPARSE_DATA_BUFFER 構造体へのポインター。

OutputBufferLength [out]: OutputBuffer パラメーターが指し示すバッファーのサイズ (バイト単位)。バイト数は次のように計算されます。

構造	OutputBufferLength
REPARSE_GUID_DATA_BUFFER	少なくとも REPARSE_GUID_DATA_BUFFER_HEADER_SIZE に、予想されるユーザー定義データのサイズを加えたものである必要があります。また、MAXIMUM_REPARSE_DATA_BUFFER_SIZE 以下である必要があります。
REPARSE_DATA_BUFFER	少なくとも REPARSE_DATA_BUFFER_HEADER_SIZE に、予想されるユーザー定義データのサイズを加えたものである必要があります。また、MAXIMUM_REPARSE_DATA_BUFFER_SIZE 以下である必要があります。

FltFsControlFile または ZwFsControlFile は、STATUS_SUCCESS または次のいずれかの適切な NTSTATUS 値を返します。

コード	意味
STATUS_BUFFER_OVERFLOW	OutputBuffer パラメーターが指すバッファーは、REPARSE_GUID_DATA_BUFFER または REPARSE_DATA_BUFFER 構造体の固定部分を保持するのに十分な大きさですが、ユーザー定義データは保持しません。この場合、OutputBuffer バッファーには OutputBufferLength バイトのみが返されます。 FltFsControlFile の LengthReturned パラメーターは、返されたデータの実際の長さをバイト単位で受け取ります。これは警告コードです。
STATUS_BUFFER_TOO_SMALL	OutputBuffer が指すバッファーは、`sizeof(REPARSE_GUID_DATA_BUFFER)` より小さく、再解析ポイントデータを保持するのに十分な大きさではありません。 FltFsControlFile の LengthReturned パラメーター (または ZwFsControlFile の IoStatus パラメーターの Information メンバー) は、必要なバッファーサイズを受け取ります。この場合、再解析ポイントデータは返されません。これはエラーコードです。
STATUS_IO_REPARSE_DATA_INVALID	指定されたパラメーター値の 1 つが無効です。これはエラーコードです。
STATUS_NOT_A_REPARSE_POINT	このファイルまたはディレクトリは、再解析ポイントではありません。これはエラーコードです。

要件タイプ	要件
ヘッダー	Ntifs.h (Ntifs.h または Fltkernel.h を含む)