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デバイスのプロパティ ページの概要

デバイス プロパティ ページは、ユーザーがデバイスのプロパティを表示および編集できるウィンドウです。 ほとんどのデバイスでは、オペレーティング システムには、ユーザーがそのデバイスの共通のパラメーター セットを表示および編集できる標準のデバイス プロパティ ページが用意されています。 デバイスのプロパティ ページの表示方法の詳細については、「デバイス プロパティ ページの表示方法」を参照してください

独立系ハードウェア ベンダー (IHV) は、通常、ユーザーがデバイスの追加および独自のプロパティを表示および編集できるカスタム デバイス プロパティ ページを提供します。 これらのプロパティは、IHV が提供する各デバイスに固有です。 これらのプロパティには、CD ドライブの既定の再生ボリュームやモデムのスピーカー ボリュームが含まれる場合があります。

IHV は、プロパティ ページ プロバイダーを使用してカスタム デバイス プロパティ ページを作成します。 プロパティ ページ プロバイダーには、次のいずれかを指定できます。

プロパティ ページ拡張 DLL
1 つ以上のカスタム デバイス プロパティ ページを提供するダイナミック リンク ライブラリ (DLL) は、プロパティ ページ拡張 DLL と呼ばれます。 この種類のプロバイダーは、AddPropSheetPageProc、ExtensionPropSheetPageProcおよびその他のプロパティ シートコールバック関数を実装することで、カスタム プロパティ ページをサポートします。

クラス インストーラーと共同インストーラー
共同インストーラーまたはクラス インストーラーは、DIF_ADDPROPERTYPAGE_ADVANCED デバイス インストール関数 (DIF) コードをサポートすることで、1 つ以上のカスタム デバイス プロパティ ページを提供できます。

Note

クラス インストーラーまたは共同インストーラーを使用してデバイス プロパティ ページを提供することは可能ですが、お勧めできません。 クラス インストーラーと共同インストーラーは非推奨です。

これらの関数の詳細については、Windows 7 および .NET Framework 4.0 用の Microsoft Windows ソフトウェア開発キット (SDK) を参照してください。

デバイスまたはデバイス クラスにユーザーが設定できる個々のプロパティがある場合、IHV は、ドライバー パッケージ内のカスタム デバイス プロパティ ページのプロバイダーを提供する必要があります。

注: Windows 2000 以前のバージョンの Windows では、ユーザーはこのような情報をコントロール パネルに設定します。 Windows 2000 以降のバージョンの Windows 用に記述されたドライバー ソフトウェアでは、代わりにプロパティ ページを提供する必要があります。

プロパティ ページ プロバイダーの詳細については、「デバイス プロパティ ページ プロバイダーの種類」を参照してください

Windows SDK for Windows 7 および .NET Framework 4.0 のドキュメントでは、プロパティ ページと、それらを操作する Microsoft Win32 関数に関する包括的なガイダンスが提供されています。 プロパティ ページとプロパティ シートの詳細については、 Windows SDK for Windows 7 および .NET Framework 4.0 ドキュメントのプロパティ シート を参照してください。